ハワイにはオアフ島以外に、カウアイ、マウイ、ビッグアイランド、モロカイ、ラナイの、6つの島があります。
各島に滞在は無理でも、オアフ島から日帰りで行けるツアーで、その島のダイジェストな魅力に触れてみては?
ハワイの島めぐり <初日>
ガーデン・アイランド(庭園の島)、カウアイ
ハワイで最初に誕生し、古代の名残をとどめる島、カウアイ。
緑の影深く「ガーデン・アイランド」の愛称で呼ばれ、古代ハワイアンたちの暮らしをしのばせる遺跡や伝説が数多く残されています。
ホノルル~カウアイのリフエ空港までは約40分のフライト。
1時間に1本の割合で運行しています。
車で3時間程度で1周出来るほど小さな島カウアイ島は、現地に公共の交通機関がほとんどないので、効率よく回るならレンタカー、シャトルバスを手配しましょう。
ダイナミックな自然の造形は、数多くの映画ロケ地として選ばれており、見所満点!
島の経済の中心になっている東海岸には有名なオパエカ滝、ワイルア川、シダの洞窟などがあり、カウアイ観光の人気スポットになっています。
ホノルル~カウアイのリフエ空港までは約40分のフライト
島の南部にはリゾートエリア、ポイプやノスタルジックな雰囲気のあるコロアがあります。
ジャングルとタロ畑の緑がのどかな田園風景が広がるのが北部。
ゴージャスな施設のホテルやゴルフ場、ショッピングセンターなどがある大規模リゾート、プリンスヴィルはここにあります。
西部にはカウアイ島観光のハイライト、ワイメア渓谷州立公園にナ・パリ・コーストと見所満載!
ヘリツアー、クルーズ、カヤック、トレッキングなど、いろんなアプローチでその自然美を満喫してみては?
ハワイの島めぐり <2~3日目>
■ オススメツアー(1)ビッグ・アイランド(ハワイ)島日帰りツアー
キラウエア火山観光の玄関、ヒロ
ホノルルに次ぐハワイ第2の都市ヒロは、かつて日系移民がたくさん住んだ町。
緑が多くどこか懐かしい雰囲気に包まれています。
石灯籠が配された日本庭園「リリウオカラニ公園」。
世界中の植物と庭園がある「ナニ・マウ・ガーデンズ」。
また、ここでしか買えないクッキーとチョコレートが「ビッグアイランドキャンディー」。
直営工場では製造過程を見学することもできます。
ハワイ島のおみやげにぴったりの一品!
溶岩流の凄まじさを実感!
世界遺産にも指定された現在も活動を続ける活火山、キラウェア。
ここを中心としたハワイ・ヴォルケーノズ国立公園では、ヘリコプター遊覧、ドライブやトレッキングなど、さまざまな楽しみ方が可能。
白煙が立ち上り、海に流れ込む溶岩を見ることができます。
目の前でマグマが流れる光景は感動間違いなし。
展望台や博物館もあり、キラウェア火山の知識も深まります。
時間があれば寄りたい!コナ・コーヒー・ベルト
コナコーヒーは、ハワイ島コナ地区のみで栽培される100年以上の伝統を持つコーヒーの名称。
機械を使用せず、丁寧な手摘みによりつくられているため、希少価値が高く、日本では手に入りにくいものです。
フアラライとマウナ・ロアの山麓に、コーヒー農園が多くあり、UCC上島コーヒーやドトール・マウカ・メドウズを含むコーヒー農園が点在する地域は「コナ・コーヒー・ベルト」と呼ばれています。
農園の中で小売りしたり、カフェもあるので、ぜひ飲み比べてみて。
■ オススメツアー(2)マウイ島日帰りツアー
オアフ島に次いで人気のある島、マウイ島
ニックネームは「渓谷の島」。
ホノルルからカフルイ空港まで約35分。
ダイナミックな自然と、豪華なリゾートが同居するのがマウイ島の魅力です。
12月中旬~4月下旬にかけ、ホエールウォッチングで賑わいます。
ハレアカラ山を中心とした広大な国立公園と、イアオ渓谷、白い砂浜の海岸やオヘオの池などの自然と古代植物を見ることができるハナなど、見所はたくさん!
ゴルフを楽しみたい方にもおススメです。
ノスタルジックなラハイナを訪ねて
カパルアやカアナパリは美しい海沿いにはハイクラスのリゾートが立ち並び、有名ゴルフコースや美しいビーチがあります。
ラハイナは捕鯨で栄えた町。
ホエラーズ・ビレッジはショッピングセンターで、2階には鯨の博物館も。
ここでのハイライトはサトウキビ列車!
かつてサトウキビの輸送に使われていた蒸気機関車を観光用に復活させたもので、ラハイナ~カパルア間、約10kmを運行しています。
のんびりとした時間を満喫できます。
■ オススメツアー(3)ラナイ島日帰りツアー
マウイ島の西15kmに浮かぶ「静寂の島」ラナイ島
ホノルルからはアイランド・エアーでラナイ空港まで約30分。
マウイ島のラハイナ港からも定期船ば毎日出航していますかつてはパイナップル産業が盛んで、パイナップル・アイランドと呼ばれていました。
現在では、大規模なリゾート・ホテル、ゴルフ・コースが建設され、世界でも屈指のリゾートに。
コースのひとつは、ゴルフ界の伝説的人物グレッグ・ノーマンと建築家Ted Robinsonが設計した「ジ・エクスペリエンス・アット・コエレ」。
もうひとつは、ジャック ニクラウスが設計を手がけた「チャレンジ・アット・マネレ」。
ゴルフ好きの方なら、ラナイ島まで足をのばしてみる価値あり!
未舗装道路の先へ広がる、静寂の大地
ラナイ島らしい景色を楽しめる2つのドライブ・コース。
島唯一の小さな町、ラナイ・シティを拠点に西へ向かう「ポリフア・ロード」は、途中、4WD車しか通れない「神々の庭園」があります。
もうひとつは「ケオムク・ロード」で、ロッジ・アット・コエレを過ぎて丘に上がり、北のシップレック・ビーチに向かって下る眺めのよい道。
シップレック・ビーチからは第二次世界大戦時に難破した貨物船、リバティーが見えることで有名。
マウイ島、モロカイ島まで見渡せます。
ハワイを作る6つの島の楽しみ方
ハワイへ旅行!といえば、どうしてもホノルルのあるオアフ島が定番になりますが、他の5つの島々も魅力的なんです。
観光ビーチやパンケーキ、グルメはひととり楽しんだ、というハワイ好きの方は、ハワイを構成する6つの島を巡ってあたらしいハワイを発見しましょう!
ゴルフパラダイス、マウイ島
ハワイならではの風景を楽しみながら家族と気軽に回れるコースから、プロもうなるほど難易度の高いコースまで、さまざまなコースが用意されています。
ゴルフ好きならぜひ一度、訪れてみては?
トワイライトから夜のマウイ島も感動的
マウイ島観光のハイライト、ハレアカラ国立公園。
オアフからは日帰りでサンセットとスターゲイジング(星空観測)が楽しめるツアーがあります。
ハレアカラはハワイ語で「太陽の家」という意味。
標高3055m、周囲約34kmのクレーターを持つ、世界最大級の休火山。
スタンリーキューブリックの名作「2001年宇宙の旅」のロケが行われたことでも有名です。
午後出発なので、早起きが苦手な方でも安心!
地球の生命が実感できる、ビッグ・アイランド(ハワイ)島
日本からも直行便が飛んでいるハワイ州最大の島。
中央部には、ハワイ州最高峰で、毎年2~3月には山頂付近を雪が覆うマウナ・ケア(白い山という意味)と、噴火を続けるキラウエア火山のあるマウナ・ロアという4,000m級の山が並び立っています。
マウナ・ケアの山頂にはいくつもの天体観測所があり、サンライズが特に美しく、ツアーもあります。
最近ではキラウエアの溶岩ハイクと天然温泉での足湯を盛り込んだツアーも有り!
自然のダイナミズムを見に、カウアイ島
作家、マーク・トウエインが太平洋のグランドキャニオンと称したのが、ワイメア渓谷。
赤土と緑が織り成すコントラストは圧巻です。
その渓谷をさらに登ると現れるコケエ州立公園。
美しい芝生が広がり、ピクニックに最適。
ビーチを楽しむならポイプへ。
ハワイアン・モンクシールの休憩している姿が見られるかも。
サンセットを堪能したい人はケカハ・ビーチへ!
夕日に染まる「ニイハウ島」に感動!
何にもしないリゾートライフが魅力のラナイ島
ラナイ島南部にある「フォーシーズンズ リゾート ラナイ アット マネレベイ」に近いフロポエ・ビーチ。
緩やかに湾曲した白砂のビーチが広がり、バーベキューグリルやピクニックテーブル、シャワー、トイレなどの施設が整っています。
近くの岩場には多種多様な魚が入り込む、シュノーケーリングに最適なポイント。
イルカが訪れたり、冬季はホエール・ウォッチングの楽しみもあり。
最も素朴なハワイの姿を残す「友情の島」モロカイ島
マウイ島の北東にあり、島民の半分以上がネイティブ・ハワイアンの血をひき、古代の伝統や風習が大切に受け継がれている島。
島の人々が、観光客にも友人のような親しみを込めて挨拶してくれるところから付けられたニックネームです。
島北部に突き出した半島、カラウパパへは、ハイキングやミュール(馬とロバを交配させたラバ)に乗っていくことができます。
途中、ミュール1頭がやっと通れる位の細い急斜面もあり、スリル満点のツアーです。
写真・映像提供・取材協力