瑞泉酒造へ
瑞泉酒造は首里城のお膝元である首里崎山町にあります。
首里は豪雨ですら似合うような情緒ある街ですが、全身に浴びるなら雨じゃなく泡盛がいい!
それでは、沖縄県内外で親しまれている泡盛はどんな風に作られるのでしょうか。見学に行ってみましょう。
泡盛の製造工程
まずは工場の2階で泡盛の歴史や、製造工程をビデオでお勉強。
瑞泉酒造は琉球王朝時代に酒造りが許されていた首里3箇の1つで創業は1887年だそうです。
なぜ今でも首里に酒造所が多いのか、また沖縄戦後に泡盛がどんな風に復活したかなど、ビデオは約8分間ですが、大変興味深い内容で見入ってしまいました。
原料のタイ米から泡盛になるには、原料の加工から貯蔵・熟成にいたるまでの6つの工程があるそう。
上映室には貴重なものも多く展示されています。
こちらは昭和10年頃の泡盛の広告ポスターだそう。
スタッフさんに工場を案内してもらう
工場見学はガラス越しに行います。
先ほどビデオを見ているので、説明がわかりやすいです。
不明点があれば気軽に聞けるので、和やかに進んでいきます。
機械化された工程も多いですが、タイミングが良ければ仕込み工程の発酵を調整するかき混ぜ作業を見られることも。
戦前の黒麹菌で作られた泡盛
泡盛で使われるのは黒麹(くろこうじ)菌。
実は黒麹菌は1946年の沖縄地上戦で壊滅したとされていました。
しかし、東京大学の坂口博士によって戦前の1935年に採取された瑞泉酒造の黒麹菌の標本が、東大で保存され生きていることが1998年6月になって確認されました。
翌年5月から、瑞泉酒造では保存されていた黒麹菌(瑞泉菌)による戦前の味の復刻をめざし、ついに商品化に成功しました。
戦前の味が60年ぶりによみがえった奇跡の酒「御酒」。
新酒ながら果実のような甘い香りと、まろやかで雑味のないクリアな飲み口になっています。
泡盛の試飲もできます
見学後には試飲コーナーで、随時5〜6種類ほどの泡盛をいただけます。
雨の日だからこそ、雨音をBGMに優雅に泡盛を試飲するのもいいですね。
※ドライバーはもちろん試飲は不可ですよ。
数量限定のものなど、貴重な泡盛も購入することができます。
瑞泉酒造 スポット詳細
滞在時間:30分から1時間
沖縄を知る:★★★★☆
お買い物度:★★☆☆☆
雨に濡れるか:★★☆☆☆
工場見学は予約不要でいつでも可能だそう(スタッフの方に案内してもらいたい場合は予約必須です)。
また泡盛の試飲や購入のみをすることもできます。独特の酒造所の匂いや歴史を感じながら、購入した泡盛はいつもとは違った味わいがするかもしれませんね。
瑞泉酒造
沖縄県那覇市首里崎山町1-35
工場見学受付:9:00~17:00、入場無料
定休日:1/1〜1/3
電話:098-884-1968
http://www.zuisen.co.jp/
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