宝川温泉は、群馬県を流れる利根川の最上流、利根郡みなかみ町に位置し、宝川沿いに広がる大自然の中にあります。
4つの巨大露天風呂で有名な一軒宿「汪泉閣(おうせんかく)」の温泉で、「宝川山荘」で日帰り入浴ができるため、宿泊者ばかりでなく入浴を楽しむ人で一日中賑わっています。
かつてヤマトタケルノミコトが東征の折り、武尊山で病に臥せって困っていたところ、一羽の白鷹に導かれ、ここで癒したという伝説が。宝川温泉はかつて「白鷹の湯」とも呼ばれていたそうです。
宝川は、文字通り、宝のとれる川の意味で、昭和の初めまで銅山として採掘が行われていました。 天下一といわれる大露天風呂は、混浴が三つと女性専用が一つの計4つ、延べ面積470畳にも及ぶ湯船に、余すことなく天然温泉が掛け流しされています。
無色透明、微香の弱アルカリ性単純泉で、源泉は敷地内に4本あり、温度は40度~68度で、総湯量は毎分ドラム缶10本分という約1,800リットル。 この湯量のおかげで、あの大きな露天風呂を維持できています。
現在は自噴しているものは枯れてしまいましたが、説によると、新潟県で100年ほど前に降り積もった雪が、地下水となり、涌き出ているとの事です。
キノコや山菜などの山の幸や、イワナやヤマメ、カジカ、イトウなどの川魚料理といった、自然の恵み豊かな宝川温泉の天下一の大露天風呂を味わいに、ぜひお出かけください。
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<目次>
宝川温泉の場所は?アクセス方法
宝川温泉への行き方は、都内からなら上越新幹線で約1時間「上毛高原駅」下車。群馬県内からのアクセスなら貸切バスの利用か、JR上越線で「みなかみ駅」下車が便利です。
「汪泉閣(おうせんかく)」宿泊客向けの無料送迎もあるそうです。 貸切バスでアクセスするなら、都内から片道約3時間30分。途中で観光などを楽しむなら、貸切バスをチャーターしてがおすすめです。
宝川温泉への団体・グループ旅行おすすめモデルプラン
宝川温泉を日帰りで楽しむ場合は、新幹線やJR線の利用がおすすめですが、周辺の観光が難しいので、貸切バスの利用がベスト。
ただし、都内出発で貸切バスだと片道3時間30分かかってしまうので、1人の運転手が1日に運転してよい時間9時間のほとんどを移動時間に費やしてしまいます。最低でも1泊してがベストですね。
高崎(群馬)発日帰りモデルコース(貸切バス利用)
日帰り | 高崎駅発(貸切バス)→水澤観音→水沢うどんのランチ→谷川岳ロープウェイ→宝川温泉「汪泉閣」・「宝川山荘」で日帰り入浴→高崎駅着終了 |
東京発1泊2日モデルコース(貸切バス利用)
1日目 | 東京駅発(貸切バス)→慈眼院(高崎観音)→観音山ファミリーパーク(BBQランチ)→宝川温泉「汪泉閣」宿泊(宴会) |
2日目 | 宿発→「たくみの里」(里山巡り、クラフト体験、各自自由昼食など)→榛名神社参拝→めんたいパーク群馬→東京駅着終了 |
宝川温泉周辺の人気スポット5選
宝川温泉は、自然豊かなみなかみ町にあります。アウトドア拠点としても最適。
本格的な登山ができる谷川岳やハイキングで人気の尾瀬が近くにある他、SUP・キャニオニング・カヤックなどの川遊び、キャンプ、乗馬、パラグライダー、スキー・スノボーなどさまざまなアクティビティも充実しています。
谷川岳ロープウェイ
谷川岳はは、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町の県境にある山で日本百名山の一つ。「トマノ耳」と「オキノ耳」と呼ばれる2つのピークを持つ双耳峰で有名です。
特に紅葉の時期は絶景で多くの登山者が訪れます。天気が安定していれば登山初心者でも登頂できますが、午後から急変しやすいので注意が必要です。
気軽に紅葉や絶景を楽しみたいなら谷川岳ロープウェイがおすすめ。全長2,400m、約15分間の空中散歩が楽しめますよ。
天神平駅からすぐのところには展望レストラン「ビューテラスてんじん」、天神峠展望台には「Tenjin Cafe」も。一の倉沢を電動アシスト付き自転車でサイクリングも楽しめます。
尾瀬ヶ原
ハイキングに大人気の尾瀬は福島・新潟・群馬の3県にまたがる高原で指定国立公園。群馬県側からなら鳩待峠から山の鼻、尾瀬ヶ原というコースが初心者でも比較的歩きやすいといわれています。
冬季は閉鎖されてるので4月下旬~11月上旬がシーズン。マイカー規制があるため、戸倉駐車場か尾瀬戸倉停留場から乗合バス、タクシーで鳩待峠までアクセスする必要があります。
ハイキングといいながらも、標高が高いの夏でも防寒具やレインウェアは必須。また、足場も割るのでトレッキングシューズがおススメです。
夏は陽射し対策、日焼け止め、熱中症対策など万全の準備で臨みましょう。 5月下旬からはミズバショウ、7月からはニッコウキスゲ、秋は「草紅葉」が楽しめますよ。
たくみの里
東京ドーム約70個分(330ha)の広さを誇る「たくみの里」。20種類以上の体験工房がそれぞれ「家」として点在し、昔ながらの生活や手法で、木工や和紙などの様々な手作り体験ができます。
里山のテーマパークとしてのんびり散策するのもおススメ。昔懐かしい農村風景に出会えます。
地元素材を使った料理や手打ちそば、ラーメン、カフェなどの他、季節ごとのフルーツ狩りも。田舎に帰って来たような気分でゆったり過ごすのがおススメです。
利根川や洞元湖でアウトドアアクティビティ
日本三大河川の一つである利根川。みなかみ町はその源流域に位置しています。ボートに乗って激流を下るラフティングはチームワークが大切ということで、社員旅行のチームビルディングにもぴったりですね。
もう少しゆったりと楽しみたいなら、1~2人乗りのゴムボート「パックラフト」やSUPを楽しむのもあり。また、渓流を下りながら遊ぶ「キャニオニング」もできます。
また、洞元湖は須田貝ダムによりつくられた人造湖で、ブナの原生林に囲まれた自然たっぷりのスポット。ここではカヌー・カヤックツアー、SUPツアーも催行されているので、ぜひ!
冬は「スノーエリアみなかみ」でスキー・スノボーを楽しむ
練馬ICから水上ICまで約90分でアクセスできるみなかみエリアのスキー場は、日帰りでも遊べる気軽なスポットとして人気です。雪質もよく、子連れのファミリー層から上級者までバラエティに富んだゲレンデが8つ。
谷川岳天神平スキー場by星野リゾート・群馬みなかみほうだいぎスキー場・奥利根スノーパーク・ノルンみなかみスキー場・水上高原スキーリゾート・ホワイトバレースキー場・藤原スキー場・赤沢スキー場があります。
スキー・スノボー以外にも、スノーシューやエアボード、歩くスキー、バックカントリースキーなど、冬のアウトドアを満喫できるツアーも。ぜひ、楽しんでみてはいかがでしょうか。
宝川温泉周辺の名物グルメ
秋田の稲庭、香川の讃岐とともに日本三大うどんとして知られる水沢うどん。透明感のある麺はしっかりとしたコシがあり、つるっと食べられますよ。
群馬は小麦の生産地としても有名で、幅広麺を野菜やきのこなどと共に煮込んだ麺料理「おっきりこみ」は郷土料理となっています。
宝川温泉周辺は山の幸、川の幸が豊富。ぜひ味わって帰りましょう。
宝川温泉おすすめのお土産
みなかみ町といえばやっぱり定番は「温泉まんじゅう」。丸須製菓の「仙ノ倉万太郎」は生地に寒天を利用してしっとりとした食感が楽しめます。
またあんこはこし餡に粒あんをミックスするなど、皮とのバランスも考え抜かれた絶妙な仕上がり。ぜひお土産にいかがでしょうか。
この他、群馬名物の「焼きまんじゅう」や「あまねじ(あまだんご)」もおすすめですよ。
宝川温泉 基本データ
延べ面積470畳にも及ぶ湯船に、余すことなく天然温泉が掛け流し。天下一の露天風呂に入りに宝川温泉へ行こう!
宴会はもちろん、コンパニオンや芸妓さんの手配などもまとめてお願いできますよ。
所在地 | 群馬県利根郡みなかみ町 |
泉質 | 単純温泉 |
効能 | 神経痛、筋肉痛、胃腸病など |
アクセス | 電車/JR上毛高原駅から関越交通バス・宝川温泉行きで1時間5分、またはJR上越線水上駅から同バス・宝川温泉行きで40分、終点下車 車/関越道水上ICから国道291号、県道63号・264号経由18km |