下部温泉 基本データ
湧き出る鉱泉はその昔、薬として販売されていた名水。武田信玄の刀傷も癒し、多くの人に愛されてきた名湯、下部温泉に行こう!
所在地 | 山梨県南巨摩郡身延町 |
泉質 | アルカリ性単純温泉 |
効能 | 打ち身、骨折、捻挫、外傷、リウマチ、胃腸病、術後回復、神経痛、筋肉痛、関節痛など |
アクセス | 電車/JR下部温泉駅下車 車/中央自動車道・甲府南ICから国道140号・52号・300号、県道415号経由35km |
下部温泉情報
下部(しもべ)温泉は山梨県南巨摩郡身延町下部・毛無山西麓で、富士川の支流・毛無山から発する下部川(湯川)沿いに30軒ほどの宿が軒を連ねて広がる、山あいの閑静な温泉地です。
「甲斐国志」に拠れば、836年に熊野権現が出現して温泉が湧いたそうで、戦国時代には徳川家康も入浴したとのことです。
江戸時代に湯治場となり、身延山久遠寺参詣者も利用しました。
「川中島の戦い」で武田信玄が上杉謙信から受けた肩先の刀傷を癒したといわれ、「武田信玄の隠し湯」のひとつと呼ばれています。
数ある隠し湯の中でも、古くから骨折や切り傷に効く療養温泉として、湯治客を迎え続けてきた名湯です。
近年には富士身延鉄道(身延線)の開通により浴客は急増、1956年には国民保養温泉地に指定されました。
温泉の硬度が150程度と日本国内ではかなり高い鉱泉で、「日本名湯百選」にも選ばれた単純泉の名湯です。
温度が32度と低いので、源泉と加温した上がり湯の2つの湯船に交互に入る独特の入浴法が採られています。
ヤマメやホタルの里としても有名で、湧き出る鉱泉はその昔、薬として販売されていた名水です。
クセがなく、三ツ矢サイダーも当初は下部の水を使っていたといいます。
「全国飲み湯番付」では、下部の天然鉱泉は東の横綱に選ばれています。
若山牧水や高浜虚子などの文人にも愛されたお湯です。
身延山関係や季節がらみのイベントも多彩で、「千円札の富士山」の景色としても有名な、富士山との調和が素晴らしい本栖湖も近くにあります。
ぜひ、歴史ある療養温泉の名水ぶりを確認しに下部温泉にいらしてください。
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