霧島温泉郷は、鹿児島県霧島市から湧水町にかけての霧島山中腹、高千穂峰に点在する温泉地の総称です。
皇祖神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、高天の原から舞い降りたという「天孫降臨伝説」が残る霧島山。
その瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をお祀りする霧島神宮周辺に、大小9つ、泉質も様々な温泉が湧き、観光名所や旅館やホテル等も多く集まっているので、団体・グループ旅行に大変便利な温泉地です。
島津藩の避暑地だったという「林田温泉」や坂本竜馬が新婚旅行に訪れたとの逸話が残る「硫黄谷温泉」など神話に加えて、名士達ゆかりの温泉地としても語り継がれています。
名士達も魅かれた霧島温泉郷へ、神々しいエネルギーに包まれにお出かけください。
九州エリア出発の団体旅行・社員旅行・慰安旅行で日帰りは可能ですが、できれば最低でも1泊2日でのんびり楽しんでいただきたい温泉地。関東・関西エリアからなら2泊3日で、福岡や熊本、大分との周遊も楽しめます。
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霧島温泉は鹿児島県!アクセス方法は?
霧島温泉のある霧島市は、鹿児島の玄関口である鹿児島空港から車で約30分とアクセス抜群です。電車ならJR九州「鹿児島中央駅」からJRに乗換えて約50分程度。
県境にある宮崎からは高速バスで鹿児島空港経由で約1時間~1時間20分ぐらい。日帰りも十分可能な距離です。宮崎~鹿児島の周遊旅行は意外な穴場として人気があります。
福岡や熊本からなら車での移動が便利で、大人数ならやはり貸切バスがリーズナブル。途中、観光などを楽しみながら移動できますね。
関東・関西などから霧島温泉旅行を楽しむなら、空港や主要駅から貸切バスを利用することになります。
以下、出発地ごとに貸切バス料金をまとめてみました。
・鹿児島空港出発
・鹿児島中央駅出発
・福岡空港もしくは博多駅出発
・熊本空港もしくは熊本駅出発
・大分空港出発
・宮崎駅出発
鹿児島空港出発で霧島温泉に行く場合
鹿児島空港から霧島温泉(丸尾温泉)までは「空港バス」が一般的。所要時間は約40分、料金は片道600円(2019年10月現在)です。
ただし大人数の場合、乗り切れないことがありますので、送迎用に貸切バスをチャーターしておくと安心。所要時間は約30分です。
貸切バスを鹿児島空港から往復送迎(バスはいったん返す)をお願いした場合の料金相場は以下の通りです。
- マイクロバス(20名利用)送迎のみ:66,150円/1人当たり3,308円
- 中型バス(25名利用)送迎のみ:76,850円/1人当たり3,074円
- 大型バス(40名利用)送迎のみ:89,750円/1人当たり2,244円
※貸切バス料金はすべて税抜き価格で、途中の観光等は含みません。
貸切バス | 約25分 |
乗合バス | 鹿児島交通の空港バスで約40分 |
鹿児島中央駅出発で霧島温泉に行く場合
JR九州「鹿児島中央駅」からは電車が便利。JR日豊本線で「隼人駅」でJR肥薩線に乗換え「霧島温泉駅」まで約1時間20分、1,130円です。そこから宿泊先のホテルまでタクシーを利用することになります。
土日祝日は「霧島周遊観光バス」が運行されていて便利。鹿児島空港も経由します。
九州で初めて導入されたデザイナーズバス。座席が窓側に回転するので、景観を楽しみながら移動できるのがポイントです。
霧島山と明治維新150周年を記念してラッピングされた「西郷どん号」「りょうま号」の2台。24席しかないので予約必須。1日乗車券は大人1,100円、子ども550円です。
大人数の場合は、貸切バスを利用しましょう。貸切バス往復送迎(バスはいったん返す)をお願いした場合の料金相場は以下の通りです。
- マイクロバス(20名利用)送迎:80,400円/1人当たり4,020円
- 中型バス(25名利用)送迎:93,350円/1人当たり3,734円
- 大型バス(40名利用)送迎:108,500円/1人当たり2,713円
※貸切バス料金はすべて税抜き価格で、途中の観光等は含みません。
貸切バス | 約1時間 |
電車 | 約1時間20分 |
福岡空港もしくは博多駅から霧島温泉へ行く場合
福岡空港から鹿児島空港まで高速バス、飛行機で移動し、そこからバスで移動となります。高速バスなら鹿児島空港まで約2時間45分、2,900円から。飛行機なら約50分、7,100円から。
博多駅からは新幹線が便利。「霧島温泉駅」まで、約2時間20分、10,770円からです。
団体・グループ旅行なら貸切バスがおすすめ。福岡空港もしくは博多駅から片道約3時間です。途中観光を楽しめますし、ホテルまでの移動が楽々です。
福岡と鹿児島との1泊2日バス旅行にも便利です。
貸切バスを福岡からの往復送迎(運転手も宿泊)をお願いした場合の料金相場は以下の通りです。
- マイクロバス(20名利用)1泊2日:106,050円/1人当たり5,303円
- 中型バス(25名利用)1泊2日:123,050円/1人当たり4,922円
- 大型バス(40名利用)1泊2日:142,250円/1人当たり3,556円
※貸切バス料金はすべて税抜き価格で、途中の観光等は含みません。
貸切バス | 約3時間 |
飛行機 | 約1時間 |
新幹線 | 約2時間20分 |
熊本空港もしくは熊本駅出発で霧島温泉に行く場合
熊本からは鹿児島空港まで高速バスで移動し、そこから空港バスで霧島温泉まで移動となります。所要時間は約1時間25分、1,700円から。
熊本駅からは新幹線が便利。「霧島温泉駅」まで、約1時間50分、7,800円からです。
団体・グループ旅行なら貸切バスがおすすめ。熊本空港もしくは熊本駅から片道約2時間です。途中観光を楽しめますし、ホテルまでの移動が楽々です。
熊本と鹿児島との1泊2日バス旅行にも便利です。
貸切バスを熊本からの往復送迎(運転手も宿泊)をお願いした場合の料金相場は以下の通りです。
- マイクロバス(20名利用)1泊2日:83,650円/1人当たり4,183円
- 中型バス(25名利用)1泊2日:98,850円/1人当たり3,954円
- 大型バス(40名利用)1泊2日:114,750円/1人当たり2,869円
※貸切バス料金はすべて税抜き価格で、途中の観光等は含みません。
貸切バス | 約2時間10分 |
高速バス | 約1時間25分 |
新幹線 | 約1時間50分 |
大分空港出発で霧島温泉に行く場合
大分空港からは電車移動(新幹線・JR線)になります。約4時間3分、15,770円からです。
団体・グループ旅行なら貸切バスがおすすめ。大分空港から片道約4時間30分です。途中観光を楽しめますし、ホテルまでの移動が楽々です。
大分と鹿児島との1泊2日バス旅行にも便利です。
貸切バスを大分からの往復送迎(運転手も宿泊)をお願いした場合の料金相場は以下の通りです。
- マイクロバス(20名利用)1泊2日:140,110円/1人当たり7,006円
- 中型バス(25名利用)1泊2日:162,590円/1人当たり6,504円
- 大型バス(40名利用)1泊2日:188,150円/1人当たり4,704円
※貸切バス料金はすべて税抜き価格で、途中の観光等は含みません。
貸切バス | 約4時間30分 |
電車 | 約4時間3分 |
宮崎駅出発で霧島温泉に行く場合
宮崎からは高速バス移動が最短で格安。鹿児島空港まで約35分(片道料金は1,320円から)で、そこからさらに空港バスで約25~42分(片道料金は520円)です。
大人数の場合は、乗換不要の貸切バスを利用しましょう。貸切バス往復送迎(バスはいったん返す)をお願いした場合の料金相場は以下の通りです。
- マイクロバス(20名利用)送迎:113,580円/1人当たり5,679円
- 中型バス(25名利用)送迎:131,820円/1人当たり5,273円
- 大型バス(40名利用)送迎:152,700円/1人当たり3,818円
※貸切バス料金はすべて税抜き価格で、途中の観光等は含みません。
貸切バス | 約1時間45分 |
高速バス | 約1時間~1時間20分(乗換時間含まず) |
霧島温泉への団体・グループ旅行おすすめモデルプラン
大人数で楽しむ霧島温泉旅行!王道の観光プランからちょっとツゥなプランまで、おすすめのツアーを考えてみました。
霧島温泉日帰り団体旅行プラン
鹿児島県内ならもちろん、宮崎や熊本からも日帰り可能!大人数なら貸切バスを利用して、霧島温泉までのルートで立ち寄りしやすいスポットを含めたツアーです。
鹿児島出発日帰りモデルコース
鹿児島中央駅出発→嘉例川(かれいがわ)駅・レトロな木造駅舎見学(登録有形文化財)→塩浸温泉龍馬公園(龍馬資料館・足浴・熊襲の穴など見学)→ランチ→丸尾の滝→霧島神宮→霧島温泉(日帰り入浴・霧島温泉市場で買い物など)→鹿児島中央駅着
宮崎出発日帰りモデルコース
宮崎駅出発→都城ワイナリー見学→高千穂牧場見学&ランチ→霧島神宮→霧島温泉で日帰り入浴、温泉市場で買い物など→宮崎駅着
熊本出発日帰りモデルコース
熊本駅出発→世界文化遺産・三角港見学→えびの高原散策・ランチ→霧島神宮→霧島温泉で日帰り入浴、温泉市場で買い物など→熊本駅着
霧島温泉1泊2日団体旅行プラン
関東・東海・関西エリアから霧島温泉旅行を楽しむなら鹿児島空港出発で1泊2日、もしくは福岡や熊本、大分などとの周遊を2泊3日で楽しむのもおすすめ。
大分や熊本、博多との有名観光地を含めた九州周遊旅行プランを提案してもらいましょう。
鹿児島空港出発1泊2日モデルコース
1日目 | 空港から貸切バスで移動→ランチ→霧島神宮参拝・丸尾の滝見学→霧島温泉の宿チェックイン→宿泊宴会 |
2日目 | 旅館発(貸切バス利用)→霧島錦江湾クルーズ・ランチ→上野原縄文の森・縄文体験など→鹿児島空港(もしくは博多など他の観光地へ移動)着 |
福岡・熊本・鹿児島周遊2泊3日モデルコース
1日目 | 福岡空港から貸切バスで移動→ランチ→宗像大社参拝→博多の宿チェックイン→徒歩やバスなどで博多観光→夜は中洲で屋台巡り |
2日目 | 宿発(貸切バス利用)→熊本市内観光(熊本城・桜の馬場・水前寺成趣園など)・ランチ→霧島温泉着・チェックイン→温泉街散策など→宿宿泊宴会 |
3日目 | 宿発(貸切バス利用)→桜島観光(湯之平展望所・溶岩なぎさ公園・足湯など)&ランチ→鹿児島空港着 |
熊本・鹿児島・宮崎周遊2泊3日モデルコース
1日目 | 熊本駅出発→嘉例川駅・レトロな木造駅舎見学(登録有形文化財)・駅弁ランチ→塩浸温泉龍馬公園(龍馬資料館・足浴・熊襲の穴など見学)→霧島温泉着→宿泊宴会 |
2日目 | 宿発(貸切バス利用)→霧島神宮→えびの高原観光&ランチ→日南海岸ドライブ(堀切峠・日南メッセなど)→宮崎市内で宿泊→宿泊宴会 |
3日目 | 宿発(貸切バス利用)→高千穂峡観光(天岩戸神社・高千穂神社・高千穂三段橋など)&ランチ→熊本駅着 |
霧島温泉の人気スポットランキング
高千穂峰は、日本神話の神様・瓊々杵尊(ニニギノミコト)が天より舞い降りたと伝わる地。その神々しい山々の雄大な自然に触れながら、様々なレジャー施設も楽しめる高原のリゾートが霧島温泉郷です。
丸尾・新湯・林田・湯之谷・関平・硫黄谷・栗川・殿湯・野々湯の9つの温泉からなり、約24軒の宿が点在。泉質はそれぞれ異なり、宿や温泉の雰囲気も様々です。
桜島を見下ろす標高800m近くの林田温泉、歓楽街があって賑わう温泉郷の中心地・丸尾温泉や、一軒宿だけの硫黄谷、新湯、山間の秘湯・関平など。
硫黄を含む泉質で、硫黄の成分の濃度によって、白濁する湯と、透明に近い湯とに分かれ、温泉によって、それぞれお湯の個性も違います。
新湯温泉は、乳白色で古くから皮膚病によく効くといわれています。また、関平温泉は飲泉としても人気があり、「鉱泉水」のパック詰めの販売もしているほどです。
「丸尾の滝」は霧島温泉郷の見どころで、林田、硫黄谷温泉から集まって流れ落ちる珍しい温泉の滝です。夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気も味わえます。
第1位 霧島神宮
瓊々杵尊(ニニギノミコト)を主祭神とする霧島神宮。坂本龍馬とその妻、おりょうも参拝したという歴史ある神社です。
樹齢800年になる神木の杉は、南九州の杉の祖先とも言われています。春は桜、初夏はミヤマキリシマ、秋は紅葉の名所として有名。
霧島神宮内に「霧島の七不思議」のうち、「風穴」「亀石」「御手洗川」「両度川」と四つのスポットがあります。
Information
■霧島神宮
住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
電話: 0995-57-0001
第2位 丸尾の滝
上流にある栄之尾温泉、硫黄谷温泉の温泉水が流れ込み、きれいな乳青色をした「湯の滝」。落差23m、幅16mあり、豪快な水しぶきを上げて流れ落ちる姿が楽しめます。
夜は美しくライトアップ、冬は湯けむりがあがります。
Information
■丸尾の滝
住所:霧島市牧園町高千穂
第3位 塩浸(しおひたし)温泉龍馬公園
龍馬とおりょうが新婚旅行で訪れた場所。2人の銅像が飾られています。
天盛川(新川)の支流石坂川の渓谷にある塩浸温泉。薩軍の兵士が傷を癒す療養所にもなりました。
日帰りで楽しめる温泉施設、男湯が「龍馬の湯」、女湯が「お龍の湯」と名付けられています。足湯は無料。坂本龍馬や観光に関連した資料を展示する資料館「この世の外」もあります。
実際に2人が歩いたとされる散歩道の先には熊襲穴や犬飼滝があり、パワースポットにもなっています。
Information
■塩浸温泉龍馬公園
住所:鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606
電話:0995-76-0007
営業時間:
・温泉 9時~18時(受付17時30分まで)
・資料館 9時~15時
※月曜定休(祝日は翌休み)、公園は年末年始
料金:
・温泉 大人360円、子ども140円
・資料館 大人200円、子ども100円
第4位 上野原縄文の森
9500年前、縄文時代につくられた大規模な定住集落跡「上野原遺跡」。約7,500年前には儀式を行う場所として縄文文化が花開いた場所です。
その発掘跡を整備した施設が「上野原縄文の森」。展示館や復元集落などの「見学エリア」、火おこしなど縄文体験ができる「体験エリア」の他、縄文時代の森が復元されています。
国指定史跡であり、「日本の歴史公園100選」にも選定されています。
Information
■上野原縄文の森
住所:霧島市国分上野原縄文の森1-1
電話:0995-48-5701
開館時間:9時~17時(入場16時30分まで)
定休日:毎月曜日(祝日は翌休み)
※時期により異なるため公式ホームページを確認のこと
第5位 霧島錦江湾クルーズ
隼人新港を出発する「霧島錦江湾クルーズ」は、錦江湾から桜島昭和火口や霧島連山など、壮大な地球の営みから生まれた鹿児島の絶景が楽しめます。
途中、無人島「新島」や溶岩に囲まれた「塩屋ケ元港」にも上陸。黒神埋没鳥居の見学などを楽しめるAコース、海コースがあります。
また2018年から新たに桜島西回りBコースが追加。溶岩なぎさ遊歩道や大正溶岩岩原、姶良カルデラなどを楽しめます。
人数がまとまればプライベートクルーズ(10名までの貸切)がおすすめ。エアコン・個室トイレ・冷蔵庫・電子レンジ・ポット・カラオケ(無料)を完備したクルーザーで、行きたい場所に立ち寄れるコースを運行してくれます。
Information
■霧島錦江湾クルーズ
乗船場所:隼人新港(鹿児島県霧島市隼人町真孝)
電話: 080-3182-3248
出船時間:9時30分~12時30分/14時~17時の1日2便
遊覧料金:
・A/Bコース 大人8,000円、小学生3,500円
・海コース 大人8,500円、小学生3,500円
※11名以上の団体・グループは割引
※期間限定のサンセットクルーズや貸切のプライベートクルーズプランもあります。
編集部おすすめ!霧島温泉で団体旅行プランがあるホテル・旅館3選
団体やグループ旅行で宿泊するのにおすすめなホテル・旅館をご紹介。大人数でくつろげる3つの宿を厳選しました。
団体利用の場合、個人では予約が取りにくいので、交通手段や観光、食事も含め、旅行会社にお願いするのがおすすめです。
「霧島国際ホテル」は、予算に合わせてプランのアレンジに柔軟に応えてくれる宿泊施設。湯量豊富な源泉かけ流しのにごり湯(単純硫黄泉)が自慢で、大人数でゆったりくつろげる宿です。
坂本龍馬が立ち寄った「霧島ホテル」は、4種類の泉質を有する湯めぐりが自慢!鹿児島の郷土料理を堪能できます。
女性が多い職場におすすめなのが「さくらさくら温泉」。全国的にもあまり例のない、天然泥湯温泉があります。美肌&デトックス効果の高い泥パックを楽しめます。
日帰りでも楽しめますので、ぜひ立ち寄っていきましょう。
Information
■霧島国際ホテル
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3930番地12
電話: 0995-78-2621(代)
■霧島ホテル
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3948
電話: 0995-78-2121
■さくらさくら温泉
住所:霧島市霧島田口2324-7
電話: 0995-57-1227
霧島温泉の名物グルメ
鹿児島を代表するグルメといえば「かごしま黒豚」。他の豚に比べて脂の融点が高いのでさっぱりとした味わいで「歯切れがよい・柔らかい・うまみがある」といわれています。
また「さつま揚げ(鹿児島ではつけあげ)」やさつまいもを揚げた「がね」、ちらし寿司の「さつますもじ」、「鶏飯(けいはん)」、「呉汁」、「さつま汁」など、さまざまな郷土料理も楽しみです。
中でも霧島市の特産品は黒酢や焼酎は有名。忘れずに味わっていきましょう。
霧島温泉市場「蒸しもの販売所」
霧島温泉郷の中心に位置する霧島温泉市場は、観光案内所や特産品が揃うお土産店、お食事処が集まる人気のスポット。
ここの名物は温泉の蒸気で蒸し上げる温泉たまごやおまんじゅう、ソーセージ、さつまいも、スイートコーンなどが名物になっています。
広場にある「湯けむりの里・足湯(タオル付で大人100円、子ども50円)」につかりながら、ソフトクリームをいただけるのもうれしいポイント。紫芋やさつまいも味などご当地ソフトクリームもありますよ。
Information
■霧島温泉市場
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3878-114
電話:0995-78-4001
営業時間:8時30分~18時、不定休
※店舗によって異なります
霧島の特産品を味わうなら「焼肉厨房わきもと」
1970年創業の老舗。黒豚・黒牛・黒酢・黒麹・黒糖など「霧島の黒づくし」が、リーズナブルに味わえる有名店です。
中でも幻の牛肉といわれる「尾崎牛 霧島の黒」は、ぜひ一度は味わってみたい一品。予約が可能なので、団体・グループで利用する場合は、事前に相談しておきましょう。
仕出し肉弁当もお願いできるので、観光の途中、バスの中でいただくのもいいですね。
Information
■焼肉厨房わきもと
住所:鹿児島県霧島市霧島温泉郷丸尾(牧園町高千穂3885-73)
電話:0995-78-2406
営業時間:11時30〜14時/17時〜21時
定休日:木曜
福山町にある「坂本のくろず 壺畑」
1800年代の江戸時代後期、福山(鹿児島県霧島市)で始まったユニークな製法でつくられている坂元のくろず。ずらりと並んだ薩摩焼の壺に、蒸し米·米麹(こめこうじ)・地下水を仕込みます。
熟練した職人の手で大切につくられ、壺の中で発酵・熟成を待って商品化されています。「坂本のくろず 壺畑」では、壺畑の見学(所要時間約40分、無料)が可能。
さらに坂元のくろずを使った中華料理が楽しめるレストランを併設しています。霧島温泉郷からは車で約1時間程度です。
Information
■坂本のくろず 壺畑
住所:鹿児島県霧島市福山町福山3075
電話:0995-54-7700
営業時間:
情報館 9時~17時/レストラン 10時~17時(10時~11時はデザート・ドリンクタイム)
定休日:年末年始休み
※10名以上の団体利用は要予約、大型バス5台駐車可能
霧島温泉おすすめのお土産
鹿児島を代表するお菓子といえば「かるかん」。かるかん粉(うるち米の粉)に山芋、砂糖を混ぜて蒸しあげたお菓子です。
ふわふわもちもちした食感がたまらない!ここ霧島温泉にある「霧や櫻や」では、生かるかんが購入できます。通常のかるかんは、あんこを包んだおまんじゅうのような形。
一方、生かるかんはクレープのように焼きあげたかるかんに小豆あんを包んだ半月型そしています。あんも小豆意外に、桜あんや橘あんもあります。
霧島神宮を参拝した場合は、ここだけでしか買えない「鉾餅(ほこもち)」がおすすめ。国内産米粉と鹿児島県特産のさつまいもの粉でできた求肥で粒あんを包み、シナモンをまぶしたお菓子。
そのほかにも霧島茶や蒸気屋 の「かすたどん」、焼酎「霧島町蒸留所 明るい農村」など、人気のお土産がいろいろ。
街歩きを楽しみながら、ここならではのお土産を探してみては?
Information
■徳重製菓とらや「霧や櫻や」
住所:鹿児島県霧島市国分野口西456-1
電話:0995-46-1117
営業時間:9時~20時
■島町蒸留所 「明るい農村」
住所:鹿児島県霧島市霧島田口564番1号
電話番号:0995-57-0865
蔵見学:9時~17時(所要時間15分程度、無料)
※団体の場合は事前に予約(40名ぐらいまで)
霧島温泉 基本データ
日本神話の神様・ニニギノミコトが天より舞い降りたという神々しい高千穂峰に点在する霧島温泉郷で、さまざまな泉質・宿・温泉の個性を味わおう!
所在地 | 鹿児島県霧島市 |
泉質 | 単純硫化水泉 |
効能 | 神経痛、胃腸病、切り傷、皮膚病、リウマチなど |
アクセス | 電車/JR日豊本線・霧島神宮駅から林田バス・霧島いわさきホテル行きで20~40分、丸尾・硫黄谷などで下車 車/九州自動車道・横川ICから県道50号、国道223号経由20km |
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