さて、ここで突然ですがクイズです。
コーヒーは焙煎したコーヒー豆から淹れますが、そのコーヒーの実、収穫する際(熟した際)はどんな色をしているでしょう?
正解は「濃い赤」。
下の写真は収穫する時のコーヒーの実です。ワインレッドに色づくと、熟している証拠。
収穫したコーヒー豆は、かじってみると甘いんですって。
糖度を計ると20度も!!驚きです。
日本で大変希少な、沖縄にあるコーヒー農園で収穫体験!
さて、「突然クイズ」から始まった今回の「一生に一度の体験」は、私たちにとって身近な飲み物「コーヒー」の収穫&焙煎体験を取り上げます。
私たちが毎日のように飲んでいるコーヒー。
でも、その栽培方法や豆が流通するまでの過程を知る方は、少ないのではないでしょうか。
それを、身を持って学ぶことができる「コーヒー豆収穫&焙煎体験」。
まさに驚きが連続する体験です。
栽培の条件は?日本でも育つの?コーヒーの基礎知識
体験の内容をご紹介する前に、まずはコーヒーについて説明させてください。
まずは、コーヒー豆の栽培に適した環境について。
●雨:年間1,500〜2,500mmかつ、成長期には雨、収穫期には乾燥した気候
●温度:年間通じて平均した温度(20度前後)
●土:水はけの良い、肥えた土壌
●日当たり:適度な日陰と冷気が必要
など、コーヒー豆を育てるためには、様々な環境条件が揃っていることが必要となります。
このため、コーヒー豆の多くは、北緯25度〜南緯25度の赤道を中心とする「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で栽培されています。
例えば、ブラジルやペルー、ケニアなどです。
世界三大コーヒーといえば、「キリマンジャロ(タンザニア)」、「ブルーマウンテン(ジャマイカ)」、「コナ(ハワイ島)」。いずれも限定されたエリアのみで栽培され、生産量が少ないため、希少なコーヒー豆として知られています。
一方、世界三大品種といえば「アラビアカ種」、「ロブスタ種」、「リベリカ種」。このうち最も飲まれているのが「アラビアカ種」で、1,000m以上の高地で栽培されています。
以上のような条件を見て「日本ではとても栽培できない・・・」とガッカリしないでください。
沖縄や小笠原諸島、鹿児島の南端などは「コーヒーベルト」地帯に近く、実際にコーヒー豆の栽培が行われているところがあるんです。
ただ、日本は台風が多いので、コーヒー豆の栽培が困難なのは事実。
そんな厳しい制約の中でも果敢にコーヒー栽培に取り組んでいるのが、今回ご紹介する「又吉コーヒー園」です。
沖縄にある「又吉コーヒー園」とは?
今回ご紹介する「又吉コーヒー園」は、沖縄県国頭郡にある農園です。
沖縄は「コーヒーベルト」の北限に近く、その緯度もコナコーヒー栽培で有名なハワイ島とほぼ同じです。
「又吉コーヒー園」はコーヒー豆の他にも、マンゴーやパパイヤ、バナナなどの栽培を行っています。
びっくりするのがその広さ。なんと、東京ドーム約2個分もあるんですよ。
施設内には、キャンプ場やコテージ、カフェなどもあるので、泊りがけでの利用も楽しめます。
「又吉コーヒー園」でのコーヒー豆収穫体験とは?
コーヒー豆の収穫体験は、まずは実を摘むところから始まります。
そもそもコーヒーの実がどんなものか、想像できますか?
実は意外と小さいんです。コーヒーの実カップ1杯分の量で、約1杯のコーヒーが楽しめます。
赤く熟した直径7mmほどの楕円形の実をカップ一杯に摘んだら、次はその実から豆を取り出します。
焙煎する前のコーヒー豆は白い色。豆には少し粘り気があるそうです。
コーヒー豆を取り出せたら、今度は洗って、乾燥、焙煎します。
火で煎って乾燥させていくと、だんだん豆が焦げ茶色に。
そしてここで一手間!
豆の外にまとわりついている殻を取り除く作業が入ります。
その後再度火に炙って焙煎していくと・・、ようやく見慣れたコーヒー豆の出来上がりです。
これをミルで挽いて早速試飲。
自分で収穫、焙煎したコーヒーはどんなお味でしょうか?
農園ではコーヒー豆の焙煎のみの体験は、年間通じて行っています。
国産のコーヒー豆を味わえる数少ない機会です。
どうせなら、収穫から取り組んで、最上の1杯にありついてください。
<収穫体験&焙煎体験コース>
■開催時期:11月~5月末 10時~/14時~(1日2回・約150分の体験時間)
■料金:8,000円/1人
※ガイド料、消耗品、器具レンタル費用含む
■体験内容:
・コーヒー果実の手摘み
・実から種を取り出し焙煎
・豆を挽いてドリップ
・コーヒー試飲
■申し込みはホームぺージから事前予約してください。
※9月から予約受付開始
※現在は8名以内でのグループ利用のみ対応。
団体利用については今後、受付を開始する予定です。
「又吉コーヒー園」がある沖縄の国頭郡ってどんなところ?
「又吉コーヒー園」がある沖縄県国頭郡東村は、本島の中部から北部にかけてのエリア。パイナップルの栽培地として有名です。
「コーヒー豆収穫体験」を楽しんだら、周りをブラブラ散策するのも面白そう!!
農園の近くには、真っ白な砂浜が続くウッパマビーチや、カヤックでマングローブの林を散策する「やんばる自然塾」、慶佐次湾のヒルギ(マングローブ)林などもあります。
ワイルドな沖縄の自然が満喫できるのはここだけの魅力!
家族や友人と、サークルの仲間と、みんなとの楽しいひと時にぴったりです。
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いつも同じようなプランでつまらないという方々、ぜひ、コーヒー豆収穫&焙煎体験を組み込んで最高の思い出づくりをしてください。
施設概要
住所:沖縄県国頭郡東村字慶佐次718-28
問合せ先:0980-43-2838
※農園では宿泊も可能(キャンプ場やバンガロー施設あり)です。
※BBQや、併設パン工房の焼きたてのパンを楽しむこともできます。
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