興味はあるけれど、実行できていない夢を叶えてしまおうという「一生に一度の体験」特集。
1回目は「スカイダイビング」、2回目は「ボルダリング」と、スポーツ系が続きました。
第3回目は、「〇〇になりたい」という夢を叶える方法について考えてみます。
「衣装体験」をしよう!
小さい頃、紙で作った王冠をかぶってお姫様になりきったり、テレビの戦隊モノに憧れてレンジャーごっこをした記憶はありませんか?
服装や身につけるものを変えただけで、気分は憧れの〇〇に・・。試合の時のユニフォームのように、衣装を変えるだけで気持ちが自然と切り替わるんですよね。
誰しも、自分以外の「〇〇になってみたいと」と考えたことがあるはずです。
ハロウィンも近いことですし、〇〇になりきってみるという夢を叶えてみてはどうでしょう。
観光地での衣装体験は誰でも楽しめます
幼い時の風呂敷マントや紙で作った王冠とは違い、今は本格的な衣装体験が楽しめます。
特に、観光地などの「衣装体験」なら、その地が育む文化や景観の中(つまり人工的ではなく自然の中)でなりきり体験が可能!
写真によるついたてや大道具ではなく、実際に存在するお城や海辺がロケーションとなるので、なりきり気分はさらにアップ間違いなしです!
世界遺産の地で衣装体験!
そこで今回は、パワースポットとして有名な世界遺産「熊野古道」での衣装体験をご紹介します。
和歌山県にある熊野古道は、「熊野三山」に向かう参詣道の総称です。平安時代の頃から、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社(この3つが熊野三山)をつなぐ道として、多くの人が「熊野詣」をするためこの道をたどってきました。
平安時代は上皇や女院の一行が、室町時代には武士や庶民なども参拝のためにこの道を通っていました。
杉の並木や苔むした道に、心は平安時代にタイムスリップ・・。そう!世界遺産のこの地でやる衣装体験は平安衣装に限ります。
雰囲気満点のこの場所で、衣装体験を楽しみましょう!
平安衣装体験で、平安時代にタイムスリップ!
今回ご紹介する「大門坂茶屋」には、およそ100種類の平安衣装が用意され、老若男女問わず衣装体験を楽しむことができます。
平安衣装の代表格は「十二単(じゅうにひとえ)」ですが、これは着用にお金と時間がかかります。
そのため「大門坂茶屋」では、もう少し簡易な「壺装束」を着ることができます。これは市女笠という薄布がついた笠をかぶります。平安時代は上流階級の外出着として着用されていたんですよ。
男性用には公家の普段着であった狩衣(かりぎぬ)を着ることができます。こちらは、烏帽子(えぼし)と呼ばれる帽子をかぶります。
壺装束も狩衣もそれぞれ小さいサイズもありますから、ご家族みなさんで体験することができます。
平安衣装のまま、那智山散策ができます
せっかく世界遺産の地で平安衣装を着るのですから、写真撮影だけではもったいないです。
・・ってことで、実際に熊野古道を散策しちゃいましょう!!
「大門坂茶屋」では、衣装と写真撮影を楽しめる「モデルコース」(2,000円)と、那智山を散策できる「体験コース」の2つがあります。
体験コースでも、料金は3,000円とリーズナブル!
平安時代の人たちも、平安衣装に身をつつみ同じ道を歩いていたわけですから・・「ここは平安時代だ」と自分に言い聞かせ、思いっきり「なりきり体験」してください。
平安衣装体験の流れ(体験コースの場合)
(1)体験予約をする
平安衣装体験は予約優先ですが、予約なしでも可能です。電話で問い合わせてみましょう!
(TEL:0735-55-0244)
(2)衣装を選び、着付けをしてもらう
お店の人が着付けをしてくれるので、「着物を着たことない…」という方でも大丈夫です。だいたい5分位で着替えられます。
(3)記念撮影+那智山散策(約2時間)
大門坂(熊野古道の入り口です)にある「夫婦杉」をバックに記念撮影。この夫婦杉は樹齢800年と言われています。
衣装を着たら、那智山(熊野古道大門坂→熊野那智大社・那智山青岸渡寺→那智の大滝)をめぐる道をしずしずと散策しましょう。
<大門坂>
かつて坂の到着地点に大きな門があったことから、「大門坂」と呼ばれるようになりました。
<熊野那智大社>
那智の大滝を神とする自然崇拝がその起源とされています。
<那智の大滝>
落差133m、落ち口の幅13m、滝壺の深さ10m。日本一の高さと水量を誇ります。
荷物や着替えなどは大門坂茶屋に預けておけるので、貴重品とカメラだけもって熊野散策にでかけましょう♪
草履や足袋も着用するので本格的!歩くのに疲れたら、大門坂方面行きのバスもあるのでご安心を。
※各自の撮影となります。(専門のカメラマンが撮影してくれるわけではありません)
※モデルコースの場合は、各自の写真撮影(約1時間)のみになります。
一生に一度の「衣装体験」まとめ
美しい景色と、美しい衣装をまとった自分…。心が浄化される、世界遺産での究極のなりきり体験!!
周りの観光客の人たちも感化され、「一緒に写真撮ってください」なんてお願いも多数あるらしいですよ。
1人ではなく、仲間を誘って大人数でやるのも楽しそうです。
グルーブや団体で楽しんでいる人も多いですよ〜。
みんなで「衣装体験」を思い立ったら、「団体旅行ナビ」を使うのが便利。交通機関から宿泊施設の手配だけでなく、オススメの観光場所もご提案します!
施設紹介
<住所>
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山392-4
<アクセス>
JRきのくに線紀伊勝浦駅下車 バス20分徒歩10分
<営業時間>
9:00〜16:00(定休日なし)
<連絡先>
■問い合わせ:0735-52-5311(那智勝浦観光協会)
■申し込み:0735-55-0244(大門坂茶屋)
<料金>
■モデルコース(写真撮影のみの1時間コース):2,000円
■体験コース(那智山散策できる2時間コース):3,000円