「イシイのおべんとクン ミートボール」といえばお弁当おかずの定番。私もずいぶんお世話になりました。
食品添加物を使用せず、素材本来の味や風味を活かしつつ、そのままお弁当にポンと入れることができる便利さ。安全なおかずを使いたいけど、働きながら主婦をする身としてはこんなにありがたい存在はありません。
今回はコロナ禍で休止してきた石井食品八千代工場の見学コースを、4年ぶりに再開するというニュースをキャッチ!メディア向け体験会に参加させていただきましたので、さっそくご紹介していきましょう。
新たに見学コースの待機場を整備した石井食品八千代工場
千葉県八千代市にある石井食品八千代工場は、東葉高速鉄道東葉高速線「八千代緑が丘駅」が最寄り。歩いて約10分程度で到着します。
以前から大人気だった石井食品八千代工場見学ですが、コロナ禍は受入休止してきました。再開に当たり、見学コースに参加される方の待機場所をリニューアル!
フォトスポットや試食スペース、石井食品が製造している食品の販売コーナーなどを使いやすく整えたそうです。
学校の校外学習や幼稚園・保育園の遠足などで人数が多い場合は、もっと広い場所も用意しているということなので、大勢で訪れても安心ですよ。
ヒミツの多い石井食品八千代工場内にさっそく潜入!
それでは早速、工場見学ツアーに出発です。ご存じの方も多いと思いますが、工場内は撮影禁止。
色々企業ヒミツがあるからなんです。ということで、撮影OKいただいたところを写真でご紹介し、NGのところは石井食品からご提供いただいた動画を使い、皆さんも工場見学を疑似体験してみてくださいね。
「イシイのおべんとクン ミートボール」「チキンハンバーグ」の製造ラインへいざ!
今回見学させていただいたのは、石井食品の「チキンハンバーグ」「イシイのおべんとクン ミートボール」を製造しているライン。ミートボールが有名なので、こちらが最初にできたのかと思いきや、「チキンハンバーグ」の方が最初だったそうです。
業界で初めてソース入りのハンバーグとして話題を集めました。
石井食品の工場は全国に3ヶ所あり、今回見学した八千代工場以外にも京丹波工場と唐津工場があります。それぞれの工場で製造されたハンバーグやミートボールのうち、八千代工場は関東以北、京丹波工場は関西から西のエリア、唐津は九州全体をカバーしているそうです。
また、それぞれの工場では独自の商品も製造しており、八千代工場では筍の炊き込みご飯やご当地野菜を使った「ふなばしカレー」なども!お正月前にはおせち料理も製造しているそうですよ。
知らなかったー。
ミートボールとチキンハンバーグの原材料準備・カット・ミックスの行程
まずはおなじみのミートボール、チキンハンバーグの原材料紹介とカット、ミックスの行程を見学しました。
どちらの商品にも「とり肉」「玉ねぎ」が使用されていますが、「とり肉」は主に岩手県・宮崎県・佐賀県の国産若鶏を使用。八千代工場の場合、「岩手県産」の若鶏を使用しています。
また玉ねぎは北海道産をメインに今の時期は千葉県白子町の玉ねぎを使っているとのこと。加熱すると甘味がでる玉ねぎは季節によって産地を変えて味わいを調整しています。
原材料は二次元データラベルで管理されており、品質検査、細菌検査、産地(加工されたものは加工工場での検査)など、すべてをチェック。トレサビリティがかなり丁寧で、しっかりしてると感じました。
平たく凍らせたとり肉は1枚当たり10㎏。凍ったまま機械に投入していました。ミンチにする前にX線検査で骨や異物などがまざっていないかを念入りにチェック。
玉ねぎも細かくカットして、この後お肉と一緒に混ぜ合わせます。
石井食品では製造過程においては食品添加物を一切使用せず、「引き算」の味付けで製品づくりを行っています。商品パッケージの賞味期限下に記載されている「品質保証番号」「商品名」「賞味期限」を入力すると、原材料・産地・加工地などをロットごとに公開。
アレルゲンなども簡単に調べられるので、気になる方はとても便利ですね。
ちなみにつなぎとして使っているパン粉は、メーカーと共同開発したオリジナルのもの。卵や乳製品を使わず、小麦・イースト・砂糖・塩だけのシンプルなものを使っているそうです。
ミートボールやチキンハンバーグを成形
ちなみに丸くふんわりと崩れにくく成形する技術は企業ヒミツ。プラスチックでできた型から、抜き出されてくるのは見ごたえがありました。
1つの型から1回で打ち出されるミートボールは60粒だそうで、1分間に約24回打ち出しが可能とのこと。八千代工場では1日21万袋のミートボールを製造しており、明け方から始業しているそうです。
ちなみに上写真は「チキンハンバーグ」の型抜サンプルですが、現物よりもやや長細く作られています。これは加熱した後、お肉が縮むのを想定してこの形に作られているそうですよ。
ミートボールを揚げていく行程
一口サイズに丸く成形されたミートボールを油でこんがりと揚げていく行程。コロコロと転がっていくのを見ていると全然飽きません。
ミートボールとソースを袋詰めにする
小さな穴がたくさんあいたプレートのようなものに、揚げたミートボールが1個ずつきれいに入り、ベルトコンベヤーで運ばれて袋詰めされていくのは圧巻。ずっと見てられますね。
「イシイのおべんとクン ミートボール」のソース、最もポピュラーなのはトマトソースです。現在のトマトソースは、2020年からイタリアの「アルチェネロ」の有機トマトペーストを、原材料として本格的に使用を開始。
おいしさはもちろんのこと、安心・安全のアップグレードにもこだわっています。
上写真はミートボールに入るソースをつくっている行程です。今回の工場見学で初めて知ったのですが、トマトソース以外にもテリヤキソースやカレー味、あっさり塩味なども存在していました。
また、通販や直営店のみの限定ですが、工場直送のソースなしミートボール(冷凍)も購入できるそうです。ご家庭で好きな味付けで出来たてミートボールの味を楽しめるのは嬉しいですね。
ミートボールの品質維持に欠かせない、殺菌と冷却
袋詰めされたミートボールやチキンハンバーグは加熱と冷却を経て段ボールに箱詰めされます。一般的に流通しているのは冷蔵品でマイナス10℃以下で保存。
しっかりと加熱・殺菌されたミートボールは冷却棟へと送り込まれてそこからはマイナス10℃を保ちながら発送されていきます。
今回、見学してみてかなり機械化されてはいるものの、大切な場面では人の目や手でしっかり確認したり、箱詰めされたりしていることがわかりました。
また、原材料に対するこだわりも徹底されており、小さなお子さんでも安心して食べられる石井食品の取り組みを肌で感じることができたのも良かったと思います。
工場見学といえば、やっぱり試食が楽しみ
工場見学を終えて、最後はお楽しみの試食タイム!今回は「イシイのおべんとクン ミートボール」のトマトソース・カレーソース・テリヤキソースと、工場で揚げたての素のままのミートボールも食べさせていただきました。
まずは定番のトマトソース味から。子どもの頃のの記憶よりも格段においしくなっていると感じます。
2019年に原材料から水あめを抜いて、素材本来のうまみが引き立つように改良。さらに2023年から「アルチェネロ」の有機トマトペーストを使ったソースに変更することで、さらに味わいが深くなりました。
続いてカレーソース味をチェック。これはおいしい!
ソースには野菜をたっぷりと使用し、マイルドな辛さでお子さまでもおいしくいただけるはずです。スーパーなどではあまり見かけないのが残念。
そしてテリヤキソースもあまり見かけない味付け。甘辛く仕上がっているので大人の方にも人気なのではないでしょうか。
最後に素揚げしたままのミートボールをいただきます。これが思いがけずおいしい!
とり肉のおいしさ、玉ねぎの甘さやうまみがジュワッと感じられて、外側カリっと、内側ジューシーです。シンプルな味付けなので、このままスープに入れたり、炒め物の具材にしてもおいしそう。
あっという間に完食してしまいました。
ご当地食材の活用や食育にも取り組んでいる石井食品
工場見学の途中でカレーの良い香りが漂っていた工場敷地内。実は西船橋で作られているブランド小松菜をメインに、船橋にんじん、船橋梨を使ったこだわりのレトルトカレー「ふなばしカレー 小松菜」も製造しているそうです(一社 船橋市観光協会企画)。
思わずお土産に購入してしまいました。
この他にもファンイベントを地元で定期的に開催。地域の方からの要望で、地区センターなどを活用したお子さま向けの「ミートボール作り教室」なども開催されているそうです。
2023年に創立50周年を迎え、ミートボールをなんと50億パックも発売していました(2023年11月、石井食品調べ)。石井食品がいかに愛され続けてきたかわかりますね。
また、自衛隊からの要望で開発された「いつでもミートボール」「いつでもチキンハンバーグ」は常温保存が可能。大きな災害が続いている昨今、食品の備蓄は欠かせません。
温めずにそのままいつでもおいしく食べられ、普段からなじんでいる味。ぜひ、ローリングストックのラインナップに加えたいと思っていたら・・・。
すでに購入済みで家にありました・・・。自分で自分を褒めたいと思います。
普段食べている食品が、どんなこだわりを持って作られているか肌で感じられる工場見学
食への関心は高まっているといいつつも、パッケージや店頭にあるPOPなどを深く読み込むことはなかなかありません。特に加工品にはさまざまな副原料や保存料、うまみ調味料などがたくさん使われていることが多くあります。
今回実際に工場で製造ラインを見学して感じたのは、おいしくて安全な加工品を提供したいという石井食品の真摯な姿勢でした。普段、何気なく口にしているものがどんな過程でつくられているのか、原材料は何か、安全管理は・・・などなど。
目の前で商品が作られていくというライブ感と、熱い想いが込められたガイドで、その商品の魅力がヒシヒシと伝わってきます。
50年というロングセラーを続けてきたのには、やはり小さなアップデートを積み重ね、努力を続けてきたからこそ。
子ども会や遠足だけではなく、大人の社会科見学にもぴったりな石井食品の工場見学。受入れは申込&抽選と狭き門ではありますが、ぜひ社員旅行や社員研修でも足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、食品メーカーに就職を希望している大学生や高校生の皆さんにもおススメしたいスポットです。
Information
石井食品八千代工場
開催日:不定期のため要問合せ
開催時間:10時~/13時~(試食を含め各回約90分、定員15名)
料金:中学生以上500円/人、小学生以下無料
予約方法:一般はWEB受付(抽選)
※7月・8月は受付終了、9月以降はHPで確認のこと
住所:千葉県八千代市吉橋1835
バス駐車場:あり
*関西エリアの方は「京丹波工場」、九州エリアの方は「唐津工場があります。
■取材協力
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