岡山県を代表する観光地といえば倉敷市。倉敷川沿いに立ち並ぶ白壁の建物が風情ある街並みをつくる倉敷美観地区は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になります。
そして児島といえばやっぱりジーンズ!国産ジーンズ発祥の地として有名であり、学生服の7割がここでつくられているというのをご存じでしたか?
「繊維のまち」としてものづくり産業が盛んな児島は、観光はもちろん、修学旅行や社員旅行で楽しめる体験プログラム(アクティビティ)もそろっていますよ。
今回は、補助金を上手に活用し、倉敷市でぜひ立ち寄りたいおすすめスポットと旅行プランをご紹介します。
岡山県内で2泊以上の周遊旅行を楽しむ団体・グループに補助金あり!
岡山県に旅行するなら今がチャンス。教育旅行(小中高校生、専門学校、大学生)に対する補助金制度と、一般の方が利用できる補助金制度が2022年7月1日からスタートしています。
いずれの場合も、旅行会社を通じて企画されたオリジナルプランが対象になりますので、ぜひ相談してみましょう。条件が違うので以下を要チェック!
教育旅行 | 一般の旅行 | |
貸切バス助成 | 県内のバス会社利用:上限7万5千円 県外のバス会社利用:上限6万円 | 県内のバス会社利用:上限7万5千円 県外のバス会社利用:上限6万円 |
宿泊助成 | 1人1泊1,500円 ※添乗員、引率者、ガイド等は除く ※県内2泊以上は、1泊ごとに同額の助成あり | 1人1泊3,000円 ※添乗員、乗務員は除く ※県内2泊以上は、1泊ごとに同額の助成あり ※県内バス会社を利用した場合は1人1泊1,000円加算 |
参加人数 | 8名以上 | 8名以上 |
対象者 | 小中高校生、特別支援学校・専門学校・大学の教育旅行 | 教育旅行以外 |
プラン条件 | ・県内有料観光施設(体験を含む)を2か所以上利用 ・県内食事施設1カ所以上利用 ※宿泊先での体験や観光、食事は除く | ・県内有料観光施設(体験を含む)を2か所以上利用 ・県内食事施設1カ所以上利用 ※宿泊先での体験や観光、食事は除く |
補助金申請 | 2023年2月21日(火) ※予算に達した時点で終了 | 2023年2月21日(火) ※予算に達した時点で終了 |
旅行対象期間 | 2023年2月28日(火)までに帰着 | 2023年2月28日(火)までに帰着 |
修学旅行やゼミ合宿、社員旅行、サークル旅行、町内会旅行などでも利用できます。
最もお得な利用方法は、岡山県内のバス会社を利用してプランを企画すること。予算なくなり次第終了となるので、旅行するのは先のことでも、早めに相談してしまいましょう。
岡山県倉敷市の見どころをチェック!
倉敷市は岡山県の南部にあり、児島から香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋がることでも知られています。観光の王道は「美観地区」ですが、それ以外にも見どころがいっぱい!
ダイジェストにご紹介すると以下の通りです。
- 美観地区:大原美術館、倉敷アイビースクエア、くらしき川舟流し、倉敷考古館、倉敷民芸館など
- 水島地区:昭和レトロな街並みや工場夜景が美しい水島工業地帯
- 児島地区:国産デニムの聖地、繊維のまち、鷲羽山、瀬戸大橋の絶景、王子が岳
- 玉島地区:映画「ALWAYS 三丁目の夕日」ロケ地、新町(町並み保存地区)
この他、少し足を延ばして、総社市にある「鬼ノ城」や釜鳴神事で有名な「吉備津神社(岡山市)」、天空の山城で有名な「備中松山城(高梁市)」など、ぜひ訪れて欲しいスポットばかりです。
岡山を代表する人気の観光エリア「倉敷美観地区」
倉敷川沿いに立ち並ぶ白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木など、情緒あふれる街並みが国内外からの観光客を魅了。「倉敷帆布」「倉敷デニム」「マスキングテープ」など、倉敷発のブランドが誕生し、伝統的な工芸品を生み出す町としても注目を集めています。
倉敷絹織株式会社・社長である大原孫三郎は倉敷の文化発展に貢献。「大原美術館」は1930年に造られた日本初の私立西洋美術館です。エル・グレコ作『受胎告知』、クロード・モネ作『睡蓮』、ルノワール、ゴーギャンなど、有名な西洋の名画の他、エジプト古代美術、日本近代・現代美術など約3,000点が所蔵されています。
美術館に向かう途中には重要文化財「大原邸」、大原家の別邸「有隣荘」もありますのでこちらもお見逃しなく。
倉敷市で古民家を利用した第一号で、「伝統的建造物群保存」の大事な足掛りとなった貴重な建築物「倉敷民芸館」、倉敷紡績所(現クラボウ)の本社工場をホテルなどの複合施設にした「倉敷アイビースクエア」、倉敷川を約20分かけて巡る「くらしき川舟流し」など、見どころがたくさん。
夜はライトアップされて昼間とは違った美しさを楽しめます。
日本最大級といわれる大型プラントが立ち並ぶ「水島コンビナート」の工場夜景
総面積約2,500ヘクタール問われる瀬戸内海に面した重化学コンビナート。こちらの夜景を楽しむなら鷲羽山スカイライン・水島展望台が定番です。
このほか、亀島山花と緑の丘公園からの眺め、玉島ハーバーブリッジ、ハーバーアイランドからもきれいに見えます。中でもユニークなのは児島宇野津の棚田。なんと、棚田越しに工場夜景が遠望できるという不思議な景色が楽しめます。
海から工場夜景を楽しめるクルージングもおすすめ。児島観光港を出発し、瀬戸大橋のライトアップも楽しめます。
本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」
瀬戸大橋は3つのつり橋と2つの斜張橋、1つのトラス橋、これらをつなぐ高架橋でできているもので、道路・鉄道併用橋では世界大級だそうです。
ちなみに寝台列車「サンライズ瀬戸」や「アンパンマン列車」などがこの瀬戸大橋線を走っています。
瀬戸大橋海峡部最北端にあたるのが児島地区にある下津井。瀬戸内観国立公園の景観や名勝鷲羽山(わしゅうざん)の景観を損ねないよう、トンネルアンカレイジを採用して優美な姿にデザインされています。
瀬戸大橋を岡山県側からドライブする場合、途中の与島にあるPAで折り返すことも可能です。夜は美しくライトアップされるので、与島PAからぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
海から楽しむなら、児島観光港から出発するクルージングはいかがでしょうか。下から瀬戸大橋を眺めるのはなかなかできない経験です。
瀬戸大橋と瀬戸内海を一望できる「鷲羽山」
鷲羽山は、鷲が羽を広げた様子に似ていることから名づけられており、展望台に上ると美しい瀬戸内海と瀬戸大橋を眺望する大パノラマが眼下に広がります。瀬戸内海屈指の多島美や夕陽が美しいスポットとして「日本の夕陽百選」に選定。
団体・グループ旅行で人気のある「ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド」があるのもここ。瀬戸内海を一望できる高台にあり、アトラクションやスライダープール、インラインスケート、名物サンバショーなど、楽しいアミューズメントがいっぱいです。
繊維産業と学生服、国産ジーンズの街「児島」
「繊維のまち」として知られる児島は、1965年に日本で初めて国産ジーンズを生み出しました。もともとは学生服の生産で有名だった児島。現在でも全国約7割のシェアを誇っています。
ジーンズのすべてがわかる「児島ジーンズストリート」
染め・織りから縫製、加工に至るまでメイドインジャパンらしく、職人の技とていねいな手仕事が生きています。「児島ジーンズストリート」は、旧野﨑家から南へ広がる商店街に地元ジーンズメーカーショップ(桃太郎ジーンズ、ベティスミス、ビッグジョン等)が集結。
ジーンズの歴史や生産工程などをわかりやすく紹介・展示するジーンズミュージアムもあり、観光スポットとして人気を博しています。
この他にも倉敷帆布(はんぷ/キャンパス地)、真田紐、畳縁(日本の約8割をここで生産)、ワーキングウェアなどまさに日本の繊維産業を支える一大拠点となっています。
地元で人気の穴場「由加山(ゆがさん)」「王子が岳」
由加山は奈良時代に行基が開基したと伝わる聖地で、中腹に蓮台寺と由加神社本宮があります。神社の境内には日本一の備前焼大鳥居や消痛の小槌(宝物)などがあり、本殿は県指定重要文化財です。
王子が岳は瀬戸大橋をはじめ、四国山脈まで見渡せる景勝地として地元から慕われている山。ユニークな奇岩・巨石が立ち並ぶ光景は自然の驚異を感じさせます。
ハイキングの他、瀬戸内海へ向かって飛ぶパラグライダーの体験が可能。ボルダリングも楽しめますよ。
塩づくり体験が楽しめる「旧野﨑家住宅」
晴天日数が多く干満差が大きい瀬戸内海の特徴を活かし、入浜式塩田を構築した野﨑武佐衛門さんは、児島半島南岸に大きな塩田を開発。
塩田王となった野﨑さんが建てた「旧野﨑家住宅」は国指定重要文化財指定で、塩文化について学べるとともに「塩づくり体験」が可能です。
「倉敷市児島産業振興センター(KIP)」
「繊維のまち」児島を体感できる倉敷市児島産業振興センター(KIP)。
「綿繰り・糸紡ぎ体験」「くるみボタン・バッジ・マグネットづくり」「サンドブラスト体験」など、どなたでも気軽に参加できるプログラムがいっぱいです。旅行プランに体験プログラムを取り入れたい場合は、ぜひ検討してみましょう。
下津井電鉄「風の道」
下津井電鉄は、茶屋町駅から下津井駅までをつなぐローカル線。1990年(平成2年)12月で廃線となってしまいました。
「風の道(旧児島駅から旧下津井駅区間)」は、レンタサイクルを利用し、下津井電鉄線の面影をたどりながら瀬戸内海の素晴らしい景色が楽しめるスポット。倉敷市児島産業振興センター内に、ジーンズ柄の電動アシスト付きレンタサイクルがあります。
昭和時代にタイムスリップするなら「玉島地区」
町全体が映画のセットのように、昭和レトロな街並みが続く港町。
仲買町は備中松山藩主・水谷氏が北前船寄港地として玉島港を開港した折に、仲買人たちが店を構えたのが始まりといわれています。レトロな造りの酒屋や紙屋、味噌蔵、油屋など、江戸時代からの商いが今も続く貴重なスポットです。
街並み保存地区となっている新町は、羽黒神社の西側に問屋街として栄えた町。海を臨む南側には千石船が行きかう備中の玄関口でした。
切妻造り、本瓦葺き、虫籠窓の商家、土蔵など、見ごたえ充分です。
羽黒神社は玉島港を開く際に、工事の無事を祈り、出羽の羽黒神社から勧進。拝殿瓦にからす天狗、縁結びの松が境内にあり、地元のシンボルになっています。
岡山県倉敷市の名物グルメは?
倉敷市を代表するご当地グルメは「デミカツ丼」。もともとは岡山市発祥だそうですが、ここ倉敷市でもおいしいデミカツ丼が食べられます。カツ丼に甘めのデミグラスソースをたっぷりかけていただきます。
また、児島地区の名物といえば「タコ飯」。下津井は国内有数の水揚げを誇るので、ぜひ忘れずに食べていきましょう。
そして、児島といえばジーンズ。こちらではジーンズをイメージした「デニムまん」が食べられます。色はバタフライピーというハーブでつけているので、味は普通においしい肉まんです。
この他、マスカットや桃などのフルーツも名産地。フルーツを使ったお菓子なども豊富ですので、ぜひデザートに!
サークルやグループ旅行で楽しみたい岡山1泊2日おすすめプラン
日程 | 行程 |
1日目 | 大阪発=岡山県倉敷市「美観地区」観光&ランチ=鷲羽山展望台=瀬戸大橋ドライブ・与島PA=ホテルチェックイン=夕食後、水島コンビナートの工場夜景を楽しむ=宿泊 |
2日目 | ホテル出発=児島地区で観光・体験プログラム・ランチ&買い物=玉島地区散策=大阪着終了 |
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補助金利用で今がチャンスの岡山旅行、団体・グループにおすすめプランまとめ
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