社員旅行の幹事さんの仕事で特に大変なのが、行き先とスケジュール決めではないでしょうか?大人数でも入れる場所、年齢や性別関係なく楽しめるプランを組むのは想像している以上に難しいもの。
そこで、社員旅行の幹事さんにぜひ参考にしてもらいたいのが「行ってよかった!1泊2日社員旅行」シリーズ。栃木にある社員旅行専門の会社「東北観光社」が、実際にお客さんから喜ばれたプランを教えてくれます。
第4回は岩手編。岩手の魅力的な観光スポット巡りに加えて、奇跡の一本松やたろう観光ホテル跡といった、東日本大震災の爪痕が感じられるスポットにも触れる1泊2日の周遊ツアーです。
三陸鉄道にも乗れる!岩手の魅力的な自然を満喫する1泊2日モデルコース
三陸鉄道・青の洞窟・わんこそばなど、1泊2日にこれでもかと盛り込まれた岩手の魅力的なスポット。奇跡の一本松やたろう観光ホテルも車窓から見学することができます。
【1日目】
時間 | スケジュール |
5時00分 | 千手山公園発(貸切バスで出発)・途中トイレ休憩2回 |
10時00分~11時30分 | 猊鼻渓舟下り |
13時17分~14時10分 | 三陸鉄道南リアス線乗車(盛駅〜釜石駅) 電車内でお弁当ランチ(車窓から「奇跡の一本松」) |
16時頃 | 浄土ヶ浜着・宿泊 |
【2日目】
時間 | スケジュール |
8時00分 | チェックアウト |
8時10分~8時40分 | 青の洞窟(さっぱ船遊覧) |
9時00分~9時30分 | 魚菜市場(ショッピング) |
10時頃 | たろう観光ホテル(車窓より見学) |
10時40分~11時30分 | 龍泉洞(見学) |
13時30分~14時30分 | ランチ(わんこそば@初駒) |
14時50分~20時 | 千手山公園帰着・途中トイレ休憩2回 |
【1人当たりの予算目安:3万3千円前後】
料金に含まれるもの:
●貸切大型観光バス(2日間)チャーター費用
●高速料金、バス駐車場、ドライバーの宿泊費、添乗員代
●温泉宿泊料金(1泊1食付き、宴会代別途)
●ランチ代2日分
●施設見学料
●旅行保険料
※参加者26名の場合の目安。
料金はあくまでも概算です。出発時期やプラン内容によって変わりますので、お気軽に「団体旅行ナビ」にご相談ください!
モデルプランの見どころをチェック!
たくさんある見所の中でも、ここは見逃せないというポイントをダイジェストにご紹介していきましょう。
渓谷美と舟歌を味わう「猊鼻渓(げいびけい)舟下り」
猊鼻渓は川の流れによって侵食されてできた渓谷で、日本百景の一つにも数えられています。舟下りは、春の新緑に始まり、藤や山百合、燃えるような紅葉、そして冬にはこたつ船と、一年を通して人気のアクティビティです。
高さ50m以上の断崖絶壁の間を進む船。竿一本を頼りに操縦する船頭が舟下りのクライマックスで唄う「げいび追分」は、猊鼻渓の叙情的な雰囲気と相まって、一層胸に響きます。
船の折り返し地点では、「うん玉」を対岸の岩に空いている穴へ投げ入れる運試しができます。うん玉には福・縁・愛・財などの文字が彫られていて、見事穴に入れば願いが叶うとか叶わないとか。
添乗員さんからのコメント
「げいび追分」はもちろん、船頭さんのお話も面白いです。約90分の舟下りをお楽しみください。
基本情報
猊鼻渓舟下り(有限会社 げいび観光センター)
所在地:〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂字町 467
問合せ先:0191-47-2341
あまちゃんでもおなじみの「三陸鉄道南リアス線(奇跡の一本松)」
東日本大震災で被災し、約9年間かけて少しずつ復旧作業が進められてきた三陸鉄道。2020年3月20日に、ようやく全線開通される予定となっています。
そんな三陸鉄道は、NKH朝の連続テレビ小説「あまちゃん」人気も手伝って、岩手の観光復興の一助となってきました。
美しい三陸の海を眺めながらの電車旅はなんとも乙。津波にあいながら奇跡的に残った「奇跡の一本松」も車窓から見ることができます。
添乗員さんからのコメント
「東日本大震災で被災し復活した三陸鉄道での旅。人気のプランを盛り込みました。」
基本情報
三陸鉄道南リアス線
問合せ先:0193-62-8900(三陸鉄道宮古本社)
震災の爪痕であり復興のシンボル「奇跡の一本松」
岩手県陸前高田市で東日本大震災で津波にのまれながら、奇跡的に流されずに残った「奇跡の一本松」。そのストーリーから、震災後様々なメディアでも取り上げられてきました。
震災前、ここには約7万本の松の木が植えられていましたが、ほとんどが跡形もなく流されてしまいました。その何もない風景の中、まっすぐと立つ一本松の姿に励まされたという人も多くいます。
時が経つにつれ、根が腐り枯死してしまいましたが、残った幹に防腐処理をしたり芯棒を入れたりと補修作業が行われ、現在はレプリカのモニュメントとして元あった場所に立てられています。
基本情報
奇跡の一本松
所在地:〒029-2204 岩手県陸前高田市気仙町字砂盛 176-6
さながら極楽浄土のごとし「浄土ヶ浜」
透明度が高く穏やかな海と、そこにいくつも立ち並ぶ、先端の尖った白い岩肌の流紋岩。青と白のコントラストが美しく、神秘的な雰囲気を持つ浄土ヶ浜。
その地名は、今から340年ほど前にここを訪れた霊鏡竜湖和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことからつけられたのだとか。また、浄土ヶ浜は美しい日の出が見られることでも知られています。
宿泊先の「浄土ヶ浜パークホテル」は浄土ヶ浜から徒歩10分。ホテルからのロケーションも良いですし、少し早起きして浄土ヶ浜まで日の出を見に行くのもおすすめです。
基本情報
浄土ヶ浜
所在地:〒027-0001 岩手県宮古市日立浜町32
問合せ先:0193-62-2111(宮古市役所 産業振興部観光課)
美しい青の世界が広がる「青の洞窟(さっぱ船遊覧)」
浄土ヶ浜の美しい風景を作り出している流紋岩。その一角に空いている「八戸穴」は「陸中海岸の青の洞窟」という異名もつけられています。
その異名の通り、洞窟の中は日の光に照らされた海水が青く輝きとても神秘的。穴の入り口が狭いので、さっぱ船と呼ばれる小さな磯舟で中へと入っていきます。
“この洞窟は青森の八戸まで続いている”という伝説が残っていて、「八戸穴」の名前の由来にもなっているのだそう。実際は8mほどで行き止まりになるのですが、冒険心をくすぐられる云い伝えです。
添乗員さんからのコメント
「舟に乗って洞窟に入り、海面の鮮やかなブルーをお楽しみください!」
基本情報
青の洞窟(浄土ヶ浜マリンハウス)
所在地:〒027-0001 岩手県宮古市日立浜町32-4
問合せ先:0193-63-1327
防災減災について考えさせられる「たろう観光ホテル跡」
最後の見学ポイント・龍泉洞へ向かう道中、車窓から見学できる「たろう観光ホテル跡」があるのは宮古市田老町。長さ2433m、海抜10mの巨大防潮堤がありながら、東日本大震災で壊滅状態になってしまった町です。
当時「たろう観光ホテル」が立っていた場所には高さ17mの津波が襲い、6階建ての建物のうち4階まで浸水、1階と2階は流されてしまいました。現在は、津波の恐ろしさを伝える建物として、震災遺構に指定されています。
町が壊滅状態になっただけでなく、181人と宮古市最大の犠牲者が出てしまった田老町。巨大防潮堤が油断を招いたという見方もあり、防災減災について考えさせられます。
基本情報
たろう観光ホテル跡
所在地:〒027-0323 岩手県宮古市田老野原 80-1
問合せ先:0193-77-3305(たろう潮里ステーション 学ぶ防災ガイド)
長さ4000m以上の鍾乳洞「龍泉洞」
日本三大鍾乳洞の一つで、洞内に棲むコウモリと共に国の天然記念物にも指定されている「龍泉洞」。現在も調査中ですが、これまでで鍾乳洞の長さが4088m、地底湖が8つ発見されています。
見学できるのは入り口から700mまでで、その間に地底湖が3つ存在します。世界有数の透明度を誇る地底湖の青と、永い時間をかけて作られた鐘乳石群が、幻想的な世界を生み出しています。
観光コースの途中にある「月宮殿」には、岩の重なり具合によってハート形に見える空間があるのだそう。冬にはコウモリが洞窟中で冬眠している姿も見られますが、そっと眠らせておいてあげてくださいね。
基本情報
龍泉洞
所在地:〒027-0501 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成 1-1
問合せ先:0194-22-2566(龍泉洞事務所)
▼1泊2日の社員旅行はこちらも参考に
■取材協力
東北観光社
1泊2日社員旅行バスツアーは「団体旅行ナビ」にお任せ!
岩手の魅力的なスポットを盛りだくさんに詰め込んだ1泊2日モデルコース。三陸鉄道が全線開通すれば、もっと幅が広がりそうです。
電車であの駅に立ち寄りたい、もっと体験アクテビティを組み込みたいなどのアレンジもOK!ユニークなオリジナルプランもご提案できますよ。
東北観光社は、地元・栃木はもちろん、東北エリアに詳しい旅行会社です。東北出発で社員旅行を楽しむならぜひ、頼りにしてみてくださいね。
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