皆様いかがお過ごしでしょうか。またまた登場のアラ還ライターKです。編集部からの指令は以下の通りでした。
- 関西出発で貸切バス等を利用して日帰りできるとこ
- 死ぬほど暑い関西で避暑地気分が味わえるとこ
- 地元民から愛されてる穴場的なスポット
前回は穴場の絶景ビーチリゾート「アジュール舞子」を紹介したところ、とても反響があった(Twitterで)とか。今回も引き続き「日帰り社員旅行」にピッタリの(と思われる)関西のロケーションをご提案させていただきます!
それは神戸市の山手側に広がる「六甲山」エリアです。神戸市中心部の三宮エリアから1時間もかからずに行ける、最高峰900mクラスの都会の山岳リゾートなんです。
都会からアクセス抜群、かつ、「ザ・日本の高級リゾート」気分が味わえて、しかも絶景!地元民が愛してやまない穴場スポットパート2です。
時代の荒波にもまれつつも、ブランド力は健在の六甲山
私のような昭和世代にとっては、六甲山はリゾートという言葉を知らなかった幼い頃から別世界でしたね・・・。
六甲オリエンタルホテル、六甲山ホテルなどの高級ホテルや、大企業の保養施設や個人の別荘が稜線の山上道路沿いに立ち並ぶ「避暑地」の趣があり、日本最古のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」もある、まさに日本の元祖リゾート。
「百万ドルの夜景」を眺めながらホテルでジンギスカンをいただくのが憧れ(大昔に連れて行ってもらって食べた記憶があります)でしたね。
そんな古き良き時代は過ぎ去り、バブル期や震災を経て六甲オリエンタルホテル・六甲山ホテル共に閉館し、企業の保養施設も徐々にリストラされ昔の趣は失われつつあります(遠い目となる)。
しかし!です。六甲山も時代の流れにあわせて変貌しております。
古き面影を探しつつ今を楽しむツアーが面白いと思いレポートする次第であります(力説)。また今回は旅のお楽しみ「おみやげ」の独断的オススメを紹介します〜ご期待下さい(笑)
六甲山のおすすめ(1)六甲ケーブル
貸切バスで日帰り社員旅行といいながら、のっけから「ケーブルかい」とつっこまれそうですが、やはり山麓からケーブルで山上まで登るのがレトロ感満載のためあえて推し。
麓の駅舎にも歴史が感じられませんか?これこそ古き良き六甲山の風情。もちろん自動車道が整備されていますので、問題なくバスで山上エリアまで登ることができます。
この駅はJR六甲道駅や阪急六甲駅からかなり登ってきたところにありますので、取材時点の9月の暑いさなかでも、すでにそこはかとなく涼しい。
希望者はケーブルで登って山上駅で落ち合うのもいいかもしれません。リゾート気分をもりあげてくれそう。六甲ケーブルは団体15名城で片道531円。往復利用なら972円になります。
六甲山のおすすめ(2)六甲ガーデンテラス
さて、とにかく山上に上がってきたら、まずここに行きましょう。レストランやショップ、それに観光バス用の駐車場まで完備しているのがこちらの六甲ガーデンテラスです。
ごらんください、この景色!それに涼しい〜!!
このガーデンテラスにある、「六甲枝垂れ」が六甲山の今を象徴するランドマークです。とってもモダンな建築で夜は季節ごとに異なった色でライトアップされます。
「六甲枝垂れ」は建築家三分一(さんぶいち)博志氏設計。アートですね〜。
中にも入れる構造となっており、とにかく涼しくて気持ちがいいです。20名以上の団体だと1人250円です。
2019年現在六甲山エリア全体でアートイベント「rokko meets art 2019」が(2019年 11月24日(日)まで) 開催中 。このモニュメント(?)も作品です。
色々なエリアに作品が展示されてます。今っぽいですね。 ではそろそろモニュメントの下に見えるショップやレストランをのぞいてみましょう。
六甲山のおすすめ(3) ジンギスカン
なんと、われわれ世代にはたまらない懐かしの「六甲山ジンギスカンパレス」がここにあるではないですか。六甲山といえば「ジンギスカン」というのは私だけではなかった!ガッツリ食べたいかたはこちらに。
ラム肉は昔から六甲山名物!鉄板をみんなで囲み、ジュージュー焼きながら食べるのは、まさに団体・グループ旅行にぴったりでしょう。
六甲山ジンギスカンパレスは170席あり、団体向けの各コースは2,600円からあります。予算に合わせて対応してくれるそうなので、旅行会社にリクエストしておきましょう。
六甲山ガーデンテラスで買うべし!独断的おすすめ土産3選
さてみなさん、いらっしゃい〜(関西のバラエティ番組風に)おみやげのコーナーでっせー!
ショップ2軒で私が見て「これは」と思ったものをご紹介するコーナーです。メモのご用意を。あくまで個人の感想ですが(笑)
六甲山イチオシ土産(1)「G線」のサブレ
な、なんと!古き良き神戸の香りがするお菓子にここで出会えるとは(感涙)。
「G線」といえば私の青春時代、神戸三宮センター街にあったオシャレなケーキショップ&カフェではないですか!?当時神戸っ子のお姉さま方は、モロゾフでもユーハイムでもなく、ここのケーキや洋菓子をごひいきにしていたような記憶が・・・。
いやあ、今でも春日野道でご健在とは自分の不明を恥じるばかりです。
オシャレな包装紙、イカリや商船など神戸らしいデザインのサブレは美味しいのもさることながら、お値段も8枚入り704円(税抜)とお手頃で自信をもってオススメできます。
六甲山イチオシ土産(2)やまみつドーナッツ
こちらは今を象徴するお菓子です。「地産地消」の流れの中で各地でいろいろなものがつくられていますが、こちらは六甲山エリアでとれた蜂蜜(やまみつというそうです)を原料に入れたドーナツ。
中身の画像がなくて恐縮ですが、リング状ではなく小さいフィナンシェのような形をした可愛いお菓子です。まったりとした甘みが口の中に広がり、小さくても一口で蜂蜜の風味が満喫できます。
ただし、個包装ではないのでバラマキには不向きですが。美味しいのは間違いなし。お値段は10個入630円(税抜)。
六甲山イチオシ土産(3)クララのレモネード他、飲料2品
神戸といえば、六甲山の地下水脈から湧き出る天然水「神戸ウォーター」。昔から神戸港に立ち寄る船舶はこの水を補給していったそうです。
赤道を越えても腐らない名水として船乗りには昔から知られているという話を聞いたことがあります。
こちらのレモネードは神戸ウォーターを原料として使用し、しかも「アルプスの少女ハイジ」とのコラボ商品です。あっさりとした優しい味のレモネードは六甲山のそよ風のよう。
クラララベルとヨーゼフラベルがありましたが、私は迷わずクララで。おみやげには両方お買い求めください(笑)。1本350円(税抜)。
その他、神戸ウォーターを使った飲料として「六甲天然水サイダー」(241円)、ピーターラビットとのコラボラベルの「神戸ウォーター」(ミネラルウォーター、160円)がおすすめです。歴史ある名水を今風にアレンジしたドリンクをお好みでお選びください。
(注)コラボ商品は在庫限定品の可能性があります。
まだまだ続くおすすめスポット!「六甲山カンツリーハウス」
おみやげばっかりに気を取られてはいけません。次は、六甲山カンツリーハウスへ行くのがオススメです。
ガーデンテラスから歩いても行けますが、二人乗りのリフトで行くほうが楽しいのでは。1人150円ですし。早速乗って移動!
リフトで下ればすぐ「六甲山カンツリーハウス」入り口のゲートがありお金を払えば入場できます。大人(中学生以上)で620円が15名以上の団体だと520円になります。
六甲カンツリーハウスとは山の地形を活かした斜面にいろいろな施設が点在する緑の中の遊園地(のようなもの)といったらいいでしょうか。
皆さん思い思いにくつろいでます。食べ物持ち込みも可能です。バーベキューのできる場所(要予約・有料)もあったり、レストランもあります。
子供さんが楽しめるアトラクションも結構あり、ここだけでも十分1日が過ごせるように感じました。
それに加えて、もっとアクティブ派向けには、新施設「フォレストアドベンチャー」がオープンしました。
ハーネスを身につけて野外でジップラインなどのアクティビティに挑戦できます。アウトドアで思いっきり体を動かしたい若い方にはオススメです。
私は残念ながら今回は見送りました(体力に自信ナシ(汗))
なお、冬には人工スキー場もオープンします。
昔からある施設ですが、色んな年代層が楽しめるように時代に合わせてヴァージョンアップしているのが人気の秘訣なのでは。
リゾート気分を味わいに「六甲サイレンスリゾート」へ
さて、次は歴史ある建物がリノベーションで蘇った「六甲サイレンスリゾート」に寄ってみましょう。こちらは冒頭に閉館したと触れた、古き良き時代の「六甲山ホテル」を改装した施設です。
昭和4年に建築され、当時阪神間で主流の「モダニズム建築」の影響を色濃く反映した「六甲山ホテル」の建物を、有名イタリア人建築家 ミケーレ・デ・ルッキ がリノベーションを施して復活させ、最近オープンしました。
玄関を入ったところの1階のスペース(アーカイブ・ギャラリー)は無料開放されており、現在は2階のカフェテリア、レストラン(BBQグリル・レストラン)のみが営業。2025年全面開業に向け、徐々にリゾートとしての設備を整えていく予定のようです。
ここだけ時間の流れが違うような・・・。余裕があればお茶でもしながらまったりするのもいいのではないでしょうか。
<Information>
六甲山サイレンスリゾート
住所: 神戸市灘区六甲山町南六甲1034
電話:078-891-0650
営業時間:
・カフェテリア 11時~19時
・レストラン 11時~14時30分/17時~21時30分
定休日:月曜(祝日は翌火曜)
日帰りならあともう一か所「摩耶山掬星台(まやさんきくせいだい)」が推し!
山上には他にもオルゴールミュージアムや、高山植物園、六甲山牧場などいろいろな施設があり1日ではとても回りきれないくらいです。
また、山を越えた向こう側には「神戸の奥座敷」有馬温泉があって観光スポットが盛りだくさんなのですが・・・。
そこは改めて別の機会にということで、そろそろ下山しようと思いますが、その前に立ち寄りたいのがここ。より神戸中心部に近い摩耶ケーブル山上駅周辺「摩耶山掬星台」です。
さきほどの六甲山カンツリーハウスから「六甲山上駅」までは歩くと約33分かかるので、六甲山上バスを利用するのがおすすめ。そこからさらに六甲摩耶スカイシャトルバスを利用し、摩耶ロープウェー山上駅を目指しましょう。
ごらんください、こちらも絶景です!はるか大阪市内まで望めるんです。夜景はさらにキレイとか。まやビューライン(摩耶ケーブル)で「摩耶ケーブル駅」まで下山も楽しいですよ。
と、いうことで六甲山に別れを告げたわけですが、まだお話は終わっていないんですね~。
下界に降りてから、お時間あれば立ち寄っていただきたいおみやげスポットがあります!
おまけでご紹介!JR六甲道駅「パン店 トミーズ」
それは、六甲山登山の起点でもあるJR六甲道駅のすぐ近くにある、パン店「トミーズ」です!
三宮から灘区周辺に数点展開するトミーズは、全国的には「あん食」(あんこ入り食パン)で知る人ぞ知るお店です。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが。
神戸には数々の有名ベーカリーがある中、極私的にはイチオシのパン屋さんです。
大衆的な品揃えで何を食べてもおいしいのですが、個人的オススメはアンフライ(あんドーナツのことを神戸ではこう言います)と、カレーパン、ピロシキですかね。目玉焼きトーストも我が家の人気者です。あん食ももちろん美味。
昨今の食パンブームなんか目じゃない!機会があればぜひ買って帰って食べてみてください。三宮駅周辺でもお店があり買えますよ。
その他、神戸にはオススメの豚まんやら焼豚やらいろいろありますがそれはまたの機会に!
関西出発の団体・グループ旅行で日帰りマウンテンリゾートバスツアーまとめ
六甲山は秋も紅葉が美しく、オールシーズン楽しめるスポットです。ロープウェーで登るほどに葉の色付き方が変わるので、移動の間も楽しめます。
紅葉はじめはだいたい11月上旬ぐらいから。11月下旬ぐらいまでが見頃です。1泊2日なら有馬温泉と合わせてがおすすめですよ!
大人数で出かける場合、自分たちでひとつひとつ手配するのって面倒ですよね。「団体旅行ナビ」なら、ランチやアクティビティなどを含め、日帰りバス旅行プランをまとめて提案してもらえます。ぜひ相談してみましょう。
【施設概要】
■六甲山
住所: 兵庫県神戸市東灘区本山町森
アクセス:
・JR六甲道駅から神戸市バスで約20分「六甲ケーブル下駅」着、そこから六甲ケーブルで「六甲山上駅」まで約10分
・有馬温泉駅からは六甲有馬ロープウェーで約12分「六甲山頂駅」着、そこからバスで各施設へ移動可能
観光バス駐車場:
■六甲ガーデンテラス
バス1台に付き2,000円(要事前予約 078-894-2281 )
■六甲山カンツリーハウス
バス1台に付き2,000円(要事前予約 078-891-0366)
<Information>
【2019年】六甲山カンツリーハウス体験型プログラム
グループ旅行や社員旅行で人気の体験プログラム「アウトドアクッキング」が開催されます。2019年10月5日(土)~11月3日(日)に予定されている場合はぜひ、検討してみては?
(1)手作りピザ教室
【開催日】2019年 10月5日(土)、 12日(土)、 19日(土)、 26日(土)、 11月2日(土) 計5日間
【開催時間】
(1)前半11:00~13:00
(2)後半14:00~16:00
※終了時刻はグループによって前後します
【開催場所】 アウトドアクッキング会場
【料金】 大人1,800円、 小人(4歳~小学生)1,200円
【参加人数】 大人1名を含む2~4名のグループ
【定員】 各回5組(1組4名まで)
※雨天決行
※入園料別途
(2)バウムクーヘン教室
【開催日】2019年 10月6日(日)、 13日(日)、 20日(日)、 27日(日)、 11月3日(日・祝)計5日間
【開催時間】 11:00~13:30頃
※終了時刻はグループによって前後します
【開催場所】 アウトドアクッキング会場
【料金】 大人1,800円、 小人(4歳~小学生)1,200円
【参加人数】 大人1名を含む2~5名のグループ
【定員】 10組(1組5名まで)
※雨天決行
※入園料別途要
体験教室の申し込みは開催日の2日前の17:00までに webサイト にて要予約
兵庫日帰りバス旅行プラン&料金目安
10:00 大阪駅出発
11:00 六甲ガーデンテラス着(アート鑑賞・お土産物色)
12:00 ジンギスカンランチ
13:30 六甲山カンツリーハウスへ移動(チームビルディング・青空ヨガ・バームクーヘン体験教室などを楽しむ)
17:30 掬星台で夕暮れの街並みを鑑賞
19:00 大阪駅到着
■大人1人当たりの予算目安:10,500円前後
(20名参加・貸切マイクロバス利用)
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