前回「一生に一度の体験」でご紹介した「貸切列車」ですが、みなさんが「面白そう・・」だけで終わってしまわないために、さらにその内容を掘り下げてみたいと思います。
今回取り上げるのは、誰もが憧れる「レストラン列車」です。
貸切列車で宴会や同窓会などやってみたいけど、食事などの手配を自分でするのは大変という方に向けて、すでにプランが組まれている、ちょっと贅沢な貸切列車の旅をご紹介します。
11月頃から徐々に木々が色づき、紅葉を楽しめます。
優雅な列車旅をするのにも、絶好の機会。
紅葉を楽しみながら、贅沢な食事の旅をお楽しみください〜!
京都旅行で大人気!京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」
ご紹介するのは、京都の福知山と西舞鶴から天橋立を結ぶ京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」。
WILLER TRAINSが運行する、日本海の風光明媚な景色などを楽しみながら地元の食材をふんだんに使った食事を楽しめるレストラン列車です。
※2016年運行時の映像です(現運行内容と異なります)
クラシカルな列車のデザインを手がけたのは、イギリスの鉄道デザイン国際コンテストでブルネル賞を受賞するなど、鉄道ファンには名の知れた存在である水戸岡鋭治氏。JR九州のななつ星なども水戸岡氏の作品です。
そのシックな車両デザインには痺れてしまいます。
列車のテーマは「松」。
みてください!天然木をふんだんに使用した、このレトロな趣を。
壁には松をあしらった模様が施され、温かみを感じさせてくれます。
こんなに素敵な列車で海や山、美しい田園風景を眺めながら食事をするなんて、何とも優雅ですよね。
車内にはアテンダントが同乗し、食事を運んだり、記念撮影をしてくれたり、車内販売をしたり、至れり尽くせりのおもてなしをしてくれます。
定員30名のこのレストラン列車「丹後くろまつ号」は、月曜・木曜は貸切運行OK!京都への社員旅行やグループ旅行の目玉プランにぴったりですね。
2018年10月5日(金)スタートの最新コース内容をチェック!
すでに7月5日(木)から予約受付が開始している丹後くろまつ号の10月5日運行開始の秋冬コースですが、過去大人気だった「地酒コース」が「ほろ酔いコース」として復活!
さらに「ランチコース」では地ワイン、「ほろ酔いコース」では地酒の飲み放題を初めて実施するというニュースが飛び込んできました。
これらのコースに加え、「スイーツコース」が加わり、3つのコースがあります。
すべてのコース、貸切運行可能(月曜・木曜限定)です!
季節の素材を盛り込んだ絶品「スイーツコース」
福知山市は「スイーツの街」として知られています。その市内にある「パティスリーカフェカタシマ」とコラボした、季節感あふれるスイーツを楽しんでいただけるコースです。
途中、大江駅で30分の停車時間がありますので、駅前の大江山鬼瓦公園を散策したり、地元住民による駅マルシェも楽しめます。
【運行コース】福知山駅 10時03分発→天橋立駅 11時53分着
※金・土・日・祝日は定期運行、貸切運行は月・木
【料金】
・お1人様 5,200円(税込)
・貸切料金は156,000円(税込)
※基本料金(5,200円×30名)
※30名未満の場合は基本料金から減員人数×50%の金額減額。
【おすすめポイント】
- パティスリーカフェカタシマが手掛ける、季節の食材を多用した彩り鮮やかな絶品スイーツ(コンポート、サブレサンド、ミルクプリン、モンブランなど)
- 大江戸駅で30分停車する間、「大江山鬼瓦公園」の散策や駅のマルシェでお土産購入も!
- 地元特産品のお土産つき
- 11時53分に「天橋立」到着なので、観光にもゆっくり時間が割けます
地ワイン飲み放題!「ランチコース」
イタリアンのフルコースとともに、メニューに合わせた地ワインが飲み放題で楽しめるプランです。
こちらも車窓から見える「由良川橋梁」や「奈具海岸」の眺めも一押し!
【運行コース】天橋立 12時48分発→西舞鶴 14時50分着
※金・土・日・祝日は定期運行、貸切運行は月・木
【料金】
・お1人様 10,800円(税込)
・貸切料金は324,000円(税込)
※基本料金(10,800×30名)
※30名未満の場合は基本料金から減員人数×50%の金額減額。
【おすすめポイント】
- 隠れ家ビストロ「アメイロビストロアルル」が丹後くろまつ号のために作った、スペシャルコース(前菜、カポナータ、スープ、お肉、魚、デザート)
- 提供される地ワインは飲み放題
- 絶景スポット奈具海岸で、17分停車します。つまり美味しいご飯を食べながら、美しい景色をゆっくり眺められます。
- 東雲駅で約30分停車する間、駅のマルシェで買い物ができます
- 地元特産品のお土産つき
旬の地酒飲み放題!「ほろ酔いコース」
丹後の酒造から、その時期で最も旬な地酒を厳選。丹鉄初の飲み放題コースです。
丹後名物のおつまみ2種盛り(オイルサーディン・スモークハム)と共に提供。この他にも、別料金でおつまみを追加注文できます。
さらに「丹後由良駅」で途中下車もOKで、ハクレイ酒造の酒蔵見学や地酒の試飲も楽しめます。
丹後くろまつ号の見どころポイントである「由良川橋梁」や巨石や松が独特のコントラストを見せる「奈具海岸」などの絶景を楽しみながら、おいしいお酒を楽しんでみては?
【運行コース】西舞鶴 15時30分発→天橋立 17時40分着
※金・土・日・祝日は定期運行、貸切運行は月・木
【料金】
・お1人様 4,200円(税込)
・貸切料金は126,000円(税込)
※基本料金(4,200×30名)
※30名未満の場合は基本料金から減員人数×50%の金額減額。
【おすすめポイント】
- 丹後の酒造から、厳選した地酒3種の飲み放題と丹後名産おつまみ2種
- へしこ、干しこのわたなどの珍味を販売
- ハクレイ酒造の酒蔵見学(試飲あり)
- 由良川橋梁や奈具海岸など、絶景ポイント通過
- 地元特産品のお土産つき
さらにうれしいポイントは、丹後くろまつ号各コースを申し込むと「丹鉄沿線1日フリー切符」が特別価格の700円で購入できます。
関西エリアへの社員旅行やグループ旅行で「丹後くろまつ号」を貸切で楽しもう!
移りゆく景色を見ながら美味を堪能できるレストラン列車は、誰もが1度は乗ってみたいと思う憧れの列車ではないでしょうか。
しかも走る場所は、京都。観光にもぴったりのエリアです。
海や山の絶景に美味しい食事。そして情緒あふれる京都の街。これ以上ないシチュエーションで、思い出に残る旅を楽しんでください。
旅行中、団体で利用できるレストランを探して、予約して、食事をすると考えると、1人あたり4,200円から利用できるという値段は、とても魅力的ではないでしょうか。
意外とハードルの低い「貸切レストラン列車」の旅。社員旅行やグループ旅行のアクティビティの1つとして、ぜひご検討ください。
他にも貸切りできる「レストラン列車」あります!
この他にも関東エリアでは西武鉄道が仕掛ける「旅するレストラン 52席の至福」があります。
4両編成で52名定員。池袋や新宿駅から秩父駅、新宿から本川越駅間を臨時列車として平日に限り貸切運行できます。料金は片道90万円~、往復130万円~。
さらに、千葉の小湊鐡道「懐石料理列車」も団体貸切運行OK(30名以上35名以下)。五井駅から養老渓谷駅までを約1時間で結ぶルートです。1人あたり4,000円(往復運賃・料理代含む)。ただし、7月~8月は食中毒防止のため、運休するのでご注意を。
旅行会社を通じて貸切運行に応じてくれるのが富山県・のと鉄道が運行する「のと里山里海号」です。
日本海の美しい風景を肴に富山の「まいもん(美味しいもの)」とお酒が楽しめるプランあり。穴水駅から和倉温泉、七尾駅を結びます。
社員旅行成功の鍵は「非日常」を味わうということ
社員旅行や日帰りの社内イベントとして、「貸切列車」のどんなところがおすすめなのでしょう?
それは観光地をただ回るだけでは味わえない「非日常」と意外に手頃な価格。
列車を貸し切るという一手間だけで、その体験が特別なものに変身するからです。
関西エリアにある会社なら、日帰り旅行や社内イベントとしてもぴったり。関東や東海など別のエリアからなら、1泊2日で京都を満喫する旅行プランに仕立ててもらってはいかがでしょうか?
「団体旅行ナビ」なら、出発地から現地までの移動手段、列車貸切手配、宿泊、その他の観光プランなど、全部まとめてお願いできちゃいますよ。
実際に体験してみないと分からない素敵なひと時を、この秋、ぜひ職場のみんなと楽しんでみてはいかがでしょうか。
丹後くろまつ号概要
WILLER TRAINS株式会社
貸切り列車問合せ先:0772-22-8571(平日9時~18時)
≪スイーツコース・ランチコース・ほろ酔いコース≫共通
■定員:1コースあたり30名
■定期運行:金曜・土曜・日曜・祝日
■貸切運行:月曜・木曜
※貸切運行も申し込み受付中(ご乗車日の3か月前)
★33名まで乗車できる「丹後あかまつ号」も西真鶴駅発17時30分以降、52名まで乗車できる一般車両「KTR700号」(食事等持ち込みOK)も貸し出し可能です。詳しくは電話でご相談ください。
★修学旅行や教育旅行などの学校団体での利用も受け付けています。
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