今年は東京でも積雪20cm以上が観測され、最大寒波が毎週のようにやって来ました。
「寒い、寒い」と嘆いている方、寒いことは何も悪いことばかりではありません。寒いからこそできる「一生に一度の体験」があるんです。
この体験をすれば、「寒くてよかった~」と寒さが好きになるかもしれませんよ。
さて、それはどんな体験なのでしょうか?
氷上ワカサギ釣りでヒートアップ!職場の仲間と釣果を競い合おう
寒さが厳しいからこそ、実現したこと。その1つが、1月25日に発表された群馬県榛名湖の「氷上開き」です。
昨年までは氷の厚さが十分でない等の影響で解禁できず、何と7年ぶりの氷上開きになりました。(ねっ、「寒くてよかったかな?」と思い始めてきたでしょう・・・)
氷上開きになったからできること、それが今回ご紹介する一生に一度の体験「氷上ワカサギ釣り」です。
氷に穴を開けて糸を垂らしてワカサギを釣る姿は、テレビや漫画で1度は目にしたことがあると思います。
榛名湖は数ある湖の中でも、ワカサギが釣りやすい場所。
現地には釣り具をレンタルできるお店や飲食店があるので、手ぶらで「氷上ワカサギ釣り」もできる初心者にオススメの場所ですよ。
実は釣りって社員旅行では要望が多いアクティビティのひとつ。職場やサークルの仲間とチームを作って、釣った数を競い合うっていうのはいかがでしょうか。
部署対抗、グループ対抗で優勝したチームには賞状や商品を用意するとさらに盛り上がりますね。幹事さん、ぜひ検討してみては?
氷上ワカサギ釣りをもう少し詳しく
氷上ワカサギ釣りで最低限必要なものは、下記のようなもの。
- 釣竿
- 餌
- 仕掛け
- クーラーボックス(氷、ジッパー付きの袋)
榛名湖では、現地で釣り具のレンタルを行っているので、わざわざ買って揃えなくても、ものは試しに・・・と気軽に挑戦することができます。
<氷上ワカサギ釣りの方法>
(1)釣り具一式を準備したら、氷の上に出て釣る場所(穴を開ける場所)を決めます。
釣り場所を決定する目安は、(こういう場所には必ずベテランの釣り師さんがちらほら居るはずなので)ベテランの釣り人を見つけて近くに腰を落ち着けること。
経験豊かな釣り師さんたちが選び抜いた釣りポイントなら、大漁への期待が高まります(外れることもありますが)。
(2)釣る場所が決まったら、氷上にドリルで穴を開けます。そして、その穴にセットした釣り糸を垂らせば準備完了。
後は、ひたすらワカサギがかかるのを待つのみです。
(3)厚い氷が張るくらいですから、釣り場は相当寒くなります。しっかり防寒対策(テントを張って、その中で釣りをすると風など防げて暖かです)をして臨んでください。
周りを見渡せば美しい山々が見えるので、景色を見ながらのんびり気楽に待ちましょう。
(4)ピクピク・・・と手応えを感じたら、竿を上げゆっくり糸を巻き上げます。
そうすると穴からワカサギが!!
釣れたワカサギは氷詰したクーラーボックスやボウルなどに入れておきます。
実際ワカサギ釣りってどうなの?
<穴あけ>
まず、氷に穴を開ける作業。これが思いのほか力仕事です。氷は硬いのです。
どうしてもうまく開けられない時は、近くで釣りをしている人(特にベテランの人)に手伝ってもらったり、裏テクとしては、前日の人が使ったすでに空いている穴を使ってしまいましょう。
<エサ付け>
次にエサ付けですが、エサは生きた虫です。ウニョウニョと動く小さい虫・・・。手袋をつけたままでは小さすぎて、とてもエサ付けをすることはできません。
ということは、手でエサ付けするわけですが、初めはちょっと気持ちが悪いこの作業も、慣れると意外と快感になってくるとか、こないとか(人によります)。
エサ付けするうちに、虫が愛おしく感じてくる人もいるようです。
<釣り>
これは天候と釣り場所、運によって大きく左右されます。1日に1人で500匹以上も釣った人がいれば、1日に1匹程度という人もいます。
持久戦になりそうなら、テントを張って暖かい環境を保つことが大切です。水筒にホットコーヒーなどを準備したり、文庫本や音楽プレーヤーなど持参して、快適に待ちましょう。
合間にインスタント味噌汁など作って、温まる手もありますよ。
釣るテクニックとしては、竿を軽く上下させること。エサが動いていますという感じを出すようにしてください。
そうそう、榛名湖は山々に囲まれ景観にも恵まれた場所です。釣り糸を垂らしながら、大自然を満喫するのも忘れないでくださいね。
<釣れた!>
ワカサギがかかった時は、手に軽くピクピクっという感触が伝わってきます。そうしたら、焦らずゆっくり糸を巻いてワカサギと対面しましょう!
ワカサギは、ほんの10cm弱程度の大きさですが、釣れた時のその感動は、そんなちっぽけなものではありません。
1匹釣れ出すと、結構立て続けに釣れるそうですよ。
寒いのが苦手な方のワカサギ釣り
ワカサギ釣りの釣り場は、大変寒いです。これは体験者誰もが口にしています。
こうした寒さを経験した人たちが実践する、暖かくワカサギ釣りを楽しむ方法をご紹介します。
まず第1に着用する服装ですが、オススメはスキーやスノーボードの時のウェアです。足元は靴下2重ばきに長靴(できればスノーブーツ)が鉄則。
手袋はエサ付けなどの作業があるので、細かい動きもがきる5本指を着用するようにしてください。帽子、耳あてなどは、あるに越したことはありません。
装備以外の持ち物は以下の通りです。
・捨てても良いタオル(ワカサギを釣った際に飛んだ水などが拭えて便利)
・折りたたみ椅子(氷の上に直接座らなくて済むように)
・テント(風除けにもなり、暖かさが断然違ってきます。レンタルできる場合もあるので要確認)
・使い捨てカイロは必ず持っていくようにしよう!
釣ったワカサギをすぐに食したいという方は、キャンプ用のバーナーを持っていくと、釣りたて焼きワカサギや唐揚げを食べることができます。
おまけ!おススメのワカサギ料理
●ワカサギの唐揚げ
簡単に水洗いして(内臓などを取り出さなくても大丈夫です)小麦粉をまぶし、170度前後の油で揚げればホカホカの唐揚げに。
塩やレモンをかけて食べるとさらにGood。
●ワカサギの南蛮漬け
唐揚げにしたワカサギを薄くスライスした野菜と共に南蛮酢につける。日持ちもして、数日は楽しめます。
●ワカサギの塩焼き
網の上で焼いただけでも美味しく食べられます。釣ってすぐ食べるなら、この方法がオススメです。
まとめ
「寒い」を楽しいに変える今回の一生に一度の体験。
「氷上ワカサギ釣り」は湖の氷が溶け出したらもう体験することができません。氷が溶け出すのは、3月頃。今期中に体験しようと思ったら、残された時間はあと少しです。
榛名湖以外にも氷上ワカサギ釣りをできる場所は沢山あるので、早々探してみてください(都心からアクセスしやすい場所にもたくさんあります)。
釣りには忍耐力が必要です。
1人ではなかなか間が持たないものですが、職場やサークルの仲間と一緒なら心配ご無用。釣れても釣れなくてもきっと楽しめるのでは?
普段、会社ではじっくり話ができない人とも釣りを通じて語り合うこともできるはず。ビール片手に愚痴を言い合う女子会も、ワカサギ釣りと一緒に楽しむことができそうです。
釣りの後は、釣ったワカサギは天ぷらにして、みんなでワイワイ!大宴会といきましょう。
大人数で氷上ワカサギ釣りを行うなら、ぜひ「団体旅行ナビ」を活用してください。
みんなで一緒に移動できるバスのレンタルや、お昼場所のアドバイスなど(釣れなかった時も大丈夫なよう、ワカサギ定食が食べられるお店もご紹介できます)、み~んなまとめて面倒を見てくれます。
氷の上で冷えた体を温める温泉や観光など、社員旅行やグループ旅行にぴったりなプランニングもOK。無料で相談にのってくれるので、気軽に問い合わせてみましょう。
それでは、楽しい旅に行ってらっしゃい〜。
【施設概要】
榛名湖
住所:群馬県高崎市榛名湖町
開場期間:平成30年1月30日(火)~
※閉鎖日は、今後の検氷による。
開場時間:6時30分~16時
料金: 1人700円(中学生まで免除)/1日
※現地の遊漁証取扱所(土産店)、または遊漁券自動販売機で購入。
遊漁証取扱所以外での購入(監視員などから購入)する場合は、別途300円の手数料がかかる。
穴釣用具:
・一式 1500円(竿、仕掛け、餌、腰掛、火鉢)
・穴あけドリル 2000円
・貸しテント 2000円
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