
東京へ日帰り旅行を楽しむならどこに行きますか?銀座三越「アートアクアリウム美術館 GINZA」で2025年6月27日(金)から特別企画「夏のアートアクアリウム2025」~銀座に新たな風を吹き込む、進化するアート~がスタートしました。
「アートアクアリウム美術館 GINZA」は様々な種類の金魚が優美に泳ぐ水槽作品を光・音・香りで演出したアート作品が楽しめるスポット。2022年5月に日本橋から銀座三越内へ移転開業し、2025年には来館者数が1,230万人を超える(2007年から2024年の累計来場者数)など、注目のスポットとなっています。

今夏は3つの新エリアが登場。また、隈研吾さんとコラボした「金魚の石庭」も誕生して、建築美とアートアクアリウムのコラボレーションも楽しめるとのこと。金魚×光・音・香の没入型エンターテインメントアートの進化を取材してきましたので、見どころをご紹介していきましょう。
「アートアクアリウム美術館 GINZA」夏の特別企画展「夏のアートアクアリウム2025」
「アートアクアリウム美術館 GINZA」では2025年6月27日(金)からは「金魚の参道」「金魚の湧泉」「NEO花魁」と3つの新エリアが誕生。隈研吾さんがデザインした「金魚の石庭」が登場する他、既存の展示も新しい演出で魅せてくれました。
それぞれをダイジェストでご紹介していきましょう。
手毬リウム

美術館の入口から続く廊下は日本の伝統的な遊具である手毬をモチーフにした展示エリア。多彩な糸で織りあげた手毬の紋様と、その中を優美に泳ぐ金魚たちが迎えてくれます。
壁に十八の手毬が踊るように飾られ、この先の展示への期待感が膨らむ演出です。
障子リウム

室内から庭園の季節の移り変わりを楽しめる雪見障子をモチーフにした作品。京都大徳寺、塔頭弧篷庵の茶室「忘筌席」にある、下吹き抜け障子に着想を得て仕立てたそうです。
障子に写る外の様子が季節ごとに変化していくのも楽しみ。
金魚の石庭【新作】

障子リウムのお向かいには隈研吾さんがデザインした「金魚の石庭」が広がっています。「石庭」は日本庭園から水、花、樹木などを限りなく削ぎ落とし、岩や石のみで構成されたお庭のこと。

アートアクアリウム美術館では、その“石”を金魚が泳ぐ水の塊(水槽)で表現。そこに波のように流れる竹のインスタレーションが融合することで唯一無二の「石庭」が誕生していました。
石に見立てた水槽同士を、らせん状に取り巻くしなやかな竹で空間に流動性とリズムが生まれています。幅の細い平竹と透明アクリル板に偏光フィルムを施すことで、観る角度や光の変化によって多様な表情を引き出し、金魚の姿が水中で光を受けて揺らめくことで次々と異なる光景が紡ぎだされるなど、いつまで眺めていても飽きることがありません。

日本の伝統的な金魚鑑賞文化と現代的な素材表現を融合させた、隈さんらしい大胆かつ、優美なインスタレーションアートでした。
新金魚品評

背の低い四角い水槽がずらりと並ぶ「新金魚品評」。金魚を上から見て鑑賞する「上見(うわみ)」ができます。
こちらのエリアは天井から行燈を下げ、和の世界へと演出を変更。側面の装飾に使われている着物の帯との調和も美しい、新しい印象の空間が誕生していました。

季節に合わせた花々が水槽を彩り、愛くるしい表情を見せる金魚とともにゆったりと鑑賞したいエリアです。
NEO花魁

アートアクアリウム美術館を代表する大型水槽作品。“花魁”と名付けた巨大金魚鉢を、鮮やかな光で美しい色彩を表現するネオンアートで華やかに演出しています。
おススメのフォトスポットには足元に表示がされています。そこに立って撮影するとベストショットが撮影できますよ!
金魚の参道【新エリア】

金魚が泳ぐ水槽を神社の鳥居に見立てて、参道を表現した新エリア。光・音・香が融合したインスタレーションで、異界へと誘うような神秘的な空間になっていました。
奥へ奥へと進むとそこには…!?
金魚の湧泉【新エリア】

参道を抜けると新エリア、金魚が優雅に泳ぐ泉が登場します。
金魚の水槽にはスモークを演出して涼し気に。中央には、様々な色彩に輝く光の塊(ミラーボール)が泡立つように立ち上り、美しく空間を照らし出していました。
金魚の滝・金魚の石灯籠

続いてご紹介するのが「金魚の滝」と「金魚の石灯籠」です。波うちながら重層的に連なる水の壁を、静かに水が流れ落ちる演出。
「金魚の石灯篭」は御影石を使った灯籠の火袋部分に水槽をはめ込み、その中を金魚が優美に泳ぐ仕掛けです。金魚の滝の上には涼し気な青紅葉のグリーンカーテン。

幻想的な美しさにしばし足を止めてしまいました。
金魚の回廊

金魚が泳ぐ列柱が立ち並ぶエリア。和柄で装飾された台の上からのぞき込むと、下方向への空間的広がりも見ることができます。
寺社建築に見られる回廊を表現した空間型の作品です。
金魚蒐集(しゅうしゅう)

普段、なかなか目にすることがない珍しい品種を中心に、種類ごとにアートギャラリーのような展示を行っている「金魚蒐集」。ちょうど「金魚の回廊」奥に丸い水槽がぽっかりと浮かび上がるような演出が施されていました。
1枚の絵のようでもあり、金魚の動きとともに刻々と変化する動的な表現がとても新鮮です。BGMや水音などと相まって没入感が高まりました。
九谷金魚品評

日本の伝統工芸である九谷焼で制作された金魚品評。「金魚品評」とは丹精込めて育てた金魚を出品し、金魚界のNo.1を決める大会です。
九谷焼は360年の歴史を誇る石川県の伝統工芸品。日本を代表する色絵陶磁器で、五彩(緑・黄・紫・紺青・赤)を中心とした優美で華やかな色彩がいつの時代も私たちの心を捉えて離しません。
アートアクアリムの家紋が描かれた陶器の中を優雅に泳ぐ金魚もまた、動く絵付のようで素敵でした。
花魁花舞(HANAMAI)

“花魁”水槽がずらりと並ぶ空間を、多彩な花々で埋め尽くすように飾った目にもあでやかな空間。天井から吊り下がる花が圧巻です。
華道家・假屋崎省吾さんが手がけたゴージャスな演出で、まるでお花の迷路に迷い込んだような幻想的な空間となっていました。
猪目(いのめ)リウム

日本古来から使われている図柄の一つ「猪目」。ハート型の文様は猪の目の形に似ていることからそう呼ばれているとか。
猪の目には魔除けや厄除けの力があるといわれ、また火伏の神様のお使いであり、福を招くともいわれています。古くから神社仏閣の建築装飾として随所に使われてきました。
その猪目をモチーフとした窓が水槽となり、その窓から外に広がる景色のなかを金魚たちが優雅に泳ぎまわります。
天空リウム

天空に咲き誇る空想の花々を表現し、花咲く水槽が連なる幻想世界を表現した作品。たくさんの花々が重なり合う中を金魚たちがゆったりと泳ぐダイナミックな展示となっています。
歌川国芳コレクション

この他、グローバルに活躍するトップクリエーターのアートアクアリウムをモチーフにした作品を展示。また、金魚と鯉が描かれている歌川国芳コレクションも楽しむことができますよ。
「アートアクアリウム美術館 GINZA」でお土産探しも楽しい

「アートアクアリウム美術館 GINZA」を訪れた記念にお土産をいかがでしょうか。日本を代表する老舗店「鶴屋吉信」「上野風月堂」「銀座 菊廼舎」などとのコラボ商品もあります。
この他、オリジナルTシャツや金魚モチーフアクセサリー、ペーパークラフトなどここだけのオリジナル金魚グッズなどがずらり。自分へのお土産はもちろん、社員旅行のお土産にもきっと喜ばれるはずです。
日本の伝統美や江戸時代から続く金魚鑑賞の文化を融合した、極上の癒し空間が広がる「アートアクアリウム美術館 GINZA」。五感全てに働きかけるような展示なので、実際に訪れてみないとその魅力をダイレクトに感じられないかもしれません。
ゆったりと館内を巡っていくと次第に疲れやストレスが無くなって、とてもリラックスできました。銀座へお買い物のついでにでもいいですし、東京への日帰り旅行の立ち寄り先にぜひいかがでしょうか。
初夏の企画展は2025年9月25日(水)までの期間限定です。四季折々の展示やタイアップ企画なども随時開催されますので、お出かけの際は公式ホームページやInstagramをチェックですよ。
■取材協力
Information
アートアクアリウム美術館 GINZA
営業時間:10時~19時、休館日は銀座三越に準ずる
※メンテナンス等で不定期に休館する場合があります。
入館料:中学生以上2,700円(Web限定入場券なら2,500円)、小学生以下は大人1名に付き2名まで無料
※21名以上の団体は割引あり、要予約
※館内貸切もOK。企業の発表会やイベント、撮影ロケなどで利用可能。
住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越新館8階(入口は9階)
問合せ先:03-3528-6721
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