沖縄は社員旅行に大人気の行き先。現地では自由時間を長めにとって、それぞれ思い思いの場所で楽しく過ごす、というリクエストも多くあります。
そんな時、レンタカーを使わずに公共交通機関だけでどこまで観光を楽しめるのかを編集部が体を張って検証。第1回目はバスを乗り継いで離島にいってみたい!シリーズです。
沖縄県南部にある「奥武島(おうじま)」は本島と約100mの橋でつながる知さな島。一応、離島ってことで行ってみることにしました。
車がなくても大丈夫!?「奥武島」とはどんな場所?
沖縄本島から繋がる離島はいくつかあります。北部(今帰仁村)の方にある古宇利島は大人気ですね。
うるま市には海中道路を使っていける浜比嘉島、宮城島、伊計島なども大人気。しかし、それぞれ那覇市内からはちょっと距離があるので、原則的にはレンタカー移動が必須です。
気軽に日帰りできそうな離島はないかなーと探したところ、ありました!南城市にある「奥武島(おうじま)」です。こちらの島、天ぷらと猫で有名な島なのだとか。
早速行き方を検証してみます。
路線バスを利用してなんとか行ってみたい!「那覇バスターミナル」へ
沖縄本土を結ぶ主な路線バスは「那覇バスターミナル」から発着しています。宿泊していた「OMO5沖縄那覇by星野リゾート」から最寄りの駅「県庁前駅」からモノレールで「旭橋駅」まで移動。そこから目の前です。
事前にリサーチした行き方では、那覇バスターミナルから南城市役所へ行き、そこから市内線「Nバス」玉城・大里一周線<右回り>(C1)に乗換えて行くとありました。那覇バスターミナルの案内係の方に南城市役所行きの乗り場案内、時刻表をいただき、いざ出発です。
ちなみに、乗換案内などいろいろ調べたのですが、運転手不足の折り、減便などがあってかなり不正確です。かなり複雑なので、案内係の方に相談がベストかと思います。
「のりものNAVI Okinawa」、「那覇バス」「琉球バス交通」の「バスロケーションシステム」もあるので、合わせて利用してみましょう。
南城市役所に到着、そこから市内線「Nバス」で奥武島を目指す
南城市役所に到着しました。ここからコミュニティバスであるNバスに乗り換えて奥武島を目指します。
Nバスのルートは大きく分けて「A路線」「B路線」「C路線」があります。「A路線」は新原ビーチ・玉城グスクなどを経由し市役所に戻るルート。
「B路線」はニライカナイ橋・斎場御嶽・知念岬公園を周ります。おじゃました日は斎場御嶽のちょうど安息日で立ち寄ることができませんでした。
「C路線」は玉泉洞(おきなわワールド)・奥武島などを巡るルート。今回は奥武島への往復だけでしたので1日乗車券を購入しませんでしたが、あちこち巡りたい場合はそちらがお得かもしれません。
右回りルートだと市役所から約20分で到着します(逆回りだと約1時間かかる)。
潮騒と猫に癒される奥武島
奥武島に着くと、さっそく猫が歓迎に来てくれます。南城市玉城エリアの南東にある奥武島は、周囲約1.7㎞と大変小さな島です。
歩いて1周しても1時間かかりません。島のいたるところに猫が落ちている素敵な島です。
まずは「奥武島」名物、天ぷらをいただいてみました。
バス停を降りたすぐ目の前にある「中本てんぷら店」では、奥武島名物の天ぷらが食べられます。沖縄の天ぷらは衣にも味がついているので、そのまま何もつけなくてもOK。
朝一だったのでいかとアーサーの天ぷらを購入。せっかくなので潮風に吹かれながらいただくことに。
すかさず猫が寄ってきます。
潮騒の音と人懐っこい猫。なんとものんびりとした時間が流れて、癒されます。
奥武島にはもう一軒、天ぷらの店「大城てんぷら店」があります。訪れた日が月曜日だったので、こちらのお店はお休みでした。残念。
島をぶらり、変わった形の岩がある竜宮神へ
奥武島南東にある竜宮神は、地元の方々の拝所のひとつ。中本てんぷら店から時計まわりに島を歩くとほどなく到着します。
竜宮神へ降りると、変わった形の岩があります。「龍座」と呼ばれる岩で、天から降りてきた龍がここで休む場所なのだとか。
奥武島海神祭(ハーリー)など、伝統行事が行われるときはここで安全祈願をするそうです。
この他、島にある御嶽(中之御嶽、西之御嶽など)をいくつか周りましたが、とても濃厚なパワーを感じる場所ばかり。地元の方から大切に守られているのが感じられました。
奥武島の中心近くにある「奥武観音堂」
1615年頃、暴風で難破した唐船を救助したお礼に贈られた黄金の観音像を祀ったといわれている「奥武観音堂」。観音像も建物も戦争で失われ、再建された現在は陶製の観音像が安置されています。
こちらも奥武島ハーリーで豊漁や航海安全、健康などが祈願され、5年に1度「奥武韓音頭祭」も開催されるそうです。
奥武島「いまいゆ市場」で海鮮丼のランチ
14時までには那覇にもどらねばならないので、ちょっと早めのお昼を「いまいゆ市場」で頂きます。「いまいゆ」とは沖縄のことばで「新鮮な魚」という意味。
島の周りは海だらけなので、新鮮な海の幸が楽しめるのも魅力の1つ。「いまいゆ市場」は2014年にできたばかりで、1階は新鮮な魚や海鮮丼、お寿司などを販売、2階は体験交流の施設となっています。
なんと海鮮丼が500円!(2023年11月現在)。こちらをいただくことにしました。暖かいあら汁のお味噌汁もついてきます。
あっという間ににゃんこたちにモテモテです。
あら汁に入っていたお魚をちょっぴりお裾分け。
奥武島の猫を目的に訪れる方はちゃんとキャットフードを持参されていました。次回訪れるときは忘れないようにします。
南城市役所に向かうバスを待つ間、きれいな海を満喫
バスまで時間があったので海辺でまったり。透き通るように美しい奥武島の波の音に癒されます。風がちょっと強かったので動画では残念ながら聞こえませんが・・・。
帰りも行きと同じNバスで南城市役所に戻り、そこから那覇バスターミナルへ。
実は別件でびっくりするような古い路線バス(東陽バス)にも乗ったのでついでにご紹介。
外観もなかなかなのですが、車内がスゴイ!
レトロなインテリアでなんだかタイムスリップしたような気分を味わえました。路線バスの旅もいいものです。
沖縄で自由時間に何しよう、となったらぜひ奥武島はいかがでしょうか。Nバスを利用すれば、斎場御嶽やおきなわワールドにも行けちゃいます。
車の免許もっていない、という方でも気軽に楽しめますよ。ぜひ!
次回は路線バス「ウミカジライナー」で瀬長島を訪れてみました。
Information
奥武島
住所:沖縄県南城市玉城字奥武
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