岡山後楽園

雨の日が多くなる6月ですが、新入社員や異動などで慌ただしい時期が過ぎて落ち着くため、社員旅行や職場旅行に意外と人気な時期なんです。

6月に団体・グループ旅行でお出かけするならどんな行き先や観光スポットがよいのでしょうか。全国の魅力的なスポットを編集部が大調査。

関西や四国からアクセスしやすい中国エリアでは、どんな絶景が楽しめるのでしょうか。この時期ならではのイベントも含めおすすめしたいスポットをまとめてご紹介していきます。

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桃太郎伝説や鳴釜神事で有名な岡山県「吉備津神社」はあじさいも美しい

吉備津神社
吉備津神社

岡山県岡山市にある「吉備津神社」は、日本で唯一の様式「吉備津造り」で建てられた美しい本殿・拝殿(国宝)で知られています。桃太郎伝説のモデルとなった吉備津彦大神が主祭神。

願い事が叶うかどうか、吉凶を占う「鳴釜神事」は、吉備津彦が退治した鬼・温羅(うら)の首とも関わりがあります。

吉備津神社はあじさいの名所としても知られており毎年6月末に「あじさいまつり」が開催されています。温羅が住んでいたという鬼ノ城と合わせてぜひ巡ってみてはいかがでしょうか。

その他人気のスポットは以下の通り。

  • 岡山市・岡山後楽園:岡山藩2代目藩主・池田綱政(つなまさ)が自ら憩いの場として築いた大庭園で日本三名園の一つ。6月は約3,000本の花菖蒲やアジサイが楽しめ、6月中旬からは蓮が咲き始めます。
  • 真庭市・蒜山ハーブガーデン ハービル:約3ヘクタールの敷地に約5,000株のラベンダーや約200種のハーブを植えたガーデン、地元の山菜や山野草を植えた山の幸公園、約3,000株のガクアジサイが咲き誇ります。
  • 赤磐(あかいわ)市・おかやまフォレストパーク ドイツの森:ドイツの農村をイメージしたテーマパーク。バラやあじさいなどのお花はもちろん、動物との触れ合い、アトラクション、体験イベントなども充実。
  • 美作市・湯郷温泉:岡山県はほたるを観察できるスポットがたくさん。温泉とほたる観察が楽しめる湯郷温泉は例年6月1週目に「ホタル祭り」を開催しています。この他、高梁市の落合町福地地区・真庭市の北房地区・鏡野町の郷地区・美作市の河会川周辺・矢掛町の宇内ホタル公園などでも。

瀬戸内海に面した岡山では海の幸も楽しみ。鰆やいかなご、シャコ、真鯛、メダイ、ベイカなど、この時期ならではのおいしい魚を楽しみたいものです。

中でも鰆は岡山特産品のひとつ。ばらずしや刺身、たたき、塩焼きなど、忘れずに味わっていきましょう。

中四国初のイングリッシュローズの森「世羅高原農場」がおすすめの広島

世羅高原農場のイングリッシュローズガーデン
世羅高原農場(引用元:PRtimes

広島県の世羅町にある「世羅高原農場」は、「花はみんなをしあわせにする」をコンセプトに季節と共に感動の花風景が楽しめる中四国エリアでも有数の花絶景スポット。最も標高の高い「そらの花畑 世羅高原花の森」には、中四国唯一のイングリッシュローズ専門園があります。

5月下旬~7月上旬にかけて「ローズフェスタイベント」を開催。150品種・7,200株のバラと200品種・2,000株の宿根草が初夏を彩ります。

また、西日本初のあじさいとタチアオイが同時に楽しめる丘では、115品種3500株のあじさいと3500株のタチアオイがお出迎え。6月中旬頃から見ごろを迎えます。一番の見どころは、一面真っ白なアナベルが見られる「アナベルの森」。美しい写真も楽しめますよ。

  • 三次(みよし)市・平田観光農園:1年を通じてさまざまなフルーツ狩りが楽しめるの農園。6月はさくらんぼ狩りが楽しめます。アウトドア体験として手ぶら焚火コースやダッチオーブン料理コースも。
  • 三原市・三景園:広島の「里・山・海」をテーマにした回遊式庭園。6月はヤマボウシ、花菖蒲、紫陽花、ザクロ、キンシバイ、スイレンなどが咲きます。
  • 竹原市・大久野島:うさぎと触れ合える島として有名な大久野島。6月はあじさいやクチナシの花とうさぎの写真が撮影できます。休暇村で日帰り温泉もぜひ楽しんで。
  • 尾道市・久保八坂神社の祇園祭:広島で人気の観光地、尾道。「三体神輿」で知られる「祇園祭」はこの神社の例祭で、毎年6月下旬に行われています。

天気がよければ尾道から今治市まで「しまなみ海道」をドライブ。厳島神社や平和記念公園、鞆の浦など人気観光地をぐるりと周遊もおすすめですよ。

出雲の国譲り神話・事代主神の神事が受け継がれる島根の「美保関」

美保関・青石畳通り
美保関・青石畳通り

島根県松江市にある美保関は島根半島の東端にあります。美保関にある「美保神社」は事代主命(えびす様)の総本宮として知られています。

高天原の神々から出雲の国を譲るよう迫られた事代主神命(大国主命の息子)は、船を踏み傾け、手締めの起源とされる天ノ逆手を打って青柴垣に変え、その中に隠れました。美保神社では今でもその姿を神事として受け継いでいます。

美保関は北前船の風待ち港として江戸時代に賑わった港町。神社のすぐ脇には積み荷を運ぶために、海から切り出した青石を敷き詰めた「青石畳通り」が残り、往年の面影を今に伝えています。

雨に濡れるとより一層青く美しく輝く石畳は風情があり、この時期は特におすすめです。また、紫陽花がたくさん花を咲かせる「美保関あじさいロード(県道37号)」からは日本海との美しいコラボレーションも。

近くには「ベタ踏み坂」として有名な江島大橋があり、鳥取県境港へ中海をまたいで行き来ができますよ。

  • 出雲市・荒神谷博物館前古代ハス池:国内で出土した銅剣約300本、一か所でそれを上回る数の銅剣などが見つかった荒神谷遺跡。その史跡公園には約3,000株の古代ハスが植えられ、6月中旬~7月中旬にかけて花を咲かせます。6月末には「荒神谷古代ハスまつり」も開催。
  • 大田市・三瓶山 姫逃池:5月中旬~6月上旬に満開となるカキツバタ群落があり、島根県の天然記念物にも指定されています。島根県立三瓶自然館サヒメルでは、三瓶小豆原埋没林の巨木展示など縄文を感じる展示も楽しめます。
  • 松江市・月照寺:松江藩主の菩提寺として知られ、地元では「山陰のあじさい寺」として有名。宝物殿では歴代藩主ゆかりの書画や茶器、刀剣なども。松江城や堀川遊覧船などと合わせて観光していきましょう。
  • 津和野町・殿町通り:山陰の小京都といわれる津和野町。殿町は最も古いたたずまいを残した風情ある街並みが続きます。初夏は花菖蒲やアジサイが咲き、しっとりと落ち着いた城下町の雰囲気が楽しめます。

島根県の魚として有名なのがトビウオ(あご)。夏を代表する魚として名産品の練り製品「あご野焼き」もあります。

夏に脂がのる高級魚・キダイ、シイラ、エッチュウバイ、アマダイ、ケンサキイカ、アナゴなども旬を迎える食材です。

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ホタルの名所が多い鳥取県

吉岡温泉(鳥取)
鳥取市・吉岡温泉

鳥取県鳥取市にある吉岡温泉は「ホタルの里」として知られ、因幡三湯(吉岡温泉・岩井温泉・勝見温泉)の一つとして栄えた古湯。開湯は962年と伝わり、美肌の湯としても有名です。

6月にはホタル祭りが行われ、人力車、伝統芸能、屋台など、お楽しみイベントが盛りだくさん。夜空に飛び交う無数のホタルをぜひ楽しんでみては?

この他、鳥取県には各地でホタル観賞を楽しむことができます。旅行プランで「ホタル観賞が楽しめるところ」とリクエストしてみましょう。

その他、おすすめのスポットは以下の通り。

  • 鳥取市・多鯰ヶ池カヌー:鳥取砂丘にある周囲3.8キロの多鯰ヶ池(タネガイケ)。6月には蓮の花が咲きとてもきれい。日本海形成に関わる地層を観察しながら、お花見も楽しめちゃいます。
  • 南部町・とっとり花回廊:秀峰大山を望む景観の中、四季折々の花を楽しむことができる花の楽園。 日本最大級のフラワーパークで、初夏はバラ、ユリ、ブルーサルビア、紫陽花が見ごろを迎えます。6月の夜間景観照明「ムーンライトフラワーガーデン」開催日は園内でホタルも!
  • 米子市・伯耆古代の丘公園:紫陽花や2000年前のハスといわれる古代ハスが咲く美しい公園。フィールドアスレチックや弥生村、帆立貝式古墳も。古代寺院の金堂内部を原寸大復元した国内唯一の展示室がある「上淀白鳳の丘展示館」にもぜひ立ち寄って。
  • 大山町・大神山(おおがみやま)神社:大山の古い呼び名である大神山は大国主命を主祭神とする神社。6月の1週目には大山の夏山登山の安全祈願として「大山山開き祭」を開催します。紫陽花も美しく咲く季節ですので、ぜひ立ち寄っていきましょう。

6月はなんといっても「白いか」。体が透き通るような美しさのお刺身が食べられるのも、まさに現地ならではの特権です。

夏においしい砂丘らっきょうや岩がきもぜひ。

山口は6月に映えるスポットへ

瑠璃光寺とあじさい(山口)
山口市「瑠璃光寺」「香山公園」

山口県山口市にある瑠璃光寺は曹洞宗の寺院。全国に現存する五重塔のうち10番目に古く、美しさは日本三大名塔の一つといわれる国宝 瑠璃光寺五重塔で有名です。

五重塔のある香山公園にはあじさいも植えられており、五重塔とのコラボレーションも楽しめます。西の京ともいわれた大内文化を今に伝える貴重な場所。ぜひ、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

この他、6月におすすめの立ち寄り先をピックアップしてみました。

  • 防府市・東大寺別院阿弥陀寺:東大寺再建のために防府へ下向した重源上人によって開かれたお寺。あじさい寺ともいわれ、山アジサイやガクアジサイ、本アジサイ、西洋アジサイ、コアジサイ、ウツギなど80種4,000株の紫陽花が咲き、6月にはあじさい祭りが行われます。
  • 柳井市・やまぐちフラワーランド:アンゲロニア、ジニア、ケイトウ、トレニア、センニチコウ、サルビア、マリーゴールドなど多彩な花が楽しめる6月。年間500品種45万本が咲く人気の庭園です。
  • 美弥(みね)市・秋吉台カルスト台地:6月は美しい緑と白い石灰岩とのコントラストが楽しめる秋吉台。6月になると草丈が高くなるので、6月は意外にチャンスなんです。カノコソウやシナガヤマサギリソウなどの花も楽しめます。
  • 美祢市・別府弁天池:山口県の絶景スポットとして有名な場所。鮮やかなエメラルドグリーンをした池ですが雨の日でもその美しさを保っていると話題に。秋吉台から車で約15分ぐらいの場所にあります。
別府弁天池
別府弁天池

6月の山口ではブランド魚のクロアジやキアジ(瀬付きアジ)がおいしくなる季節。また西京はもも周南・防府で獲れます。

周防大島で水揚げされる太刀魚も絶品。ドライブを楽しみ見つつ、グルメもぜひ楽しんで帰りましょう。

6月の団体・グループ旅行に、中国エリアおすすめスポットまとめ

名所・名跡が多いわりにはなかなか足を延ばせない山陰・山陽エリア。特に関東圏からは少し距離があるので1泊よりも2泊してゆっくり滞在したいものです。

関西・四国圏からは1泊2日でも楽しめるのでぜひゆっくりと周遊してみてはいかがでしょうか。

人気の観光地とお花の名所をうまく組み合わせてこの時期ならではの楽しみ方を提案してもらいましょう。

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