東京都稲城市と神奈川県川崎市にまたがる場所にある老舗の遊園地「よみうりランド」。1964年に「読売ランド」として開園(1968年、現在の名称「よみうりランド」に変更)して以来、地元では最も親しみのある遊園地として愛され続けています。
その「よみうりランド」に隣接した場所に2020年にオープンしたのがエンターテインメント型フラワーパーク「HANA・BIYORI(はなびより)」です。日本初となるマルチエンディング型「花とデジタルのアートショー」や、日本最大級・300鉢以上のフラワーシャンデリア、カワイイしぐさが人気のコツメカワウソと親しめる「かわうそびより」などが注目の的に。
今回その「HANA・BIYORI」内に天然温泉が楽しめる日帰り温浴施設「花景(かけい)の湯」が2024年3月6日(水)に誕生。合わせて「銀座おのでら」の運営会社を持つONODERA GROUPの株式会社LEOCの手掛けるレストラン「美食ノ極(びしょくのきわみ)」が出店します。
オープンに先駆けて行われた内覧会を取材してきましたので、詳しくご紹介したいと思います。
多摩丘陵から都心を一望できる「絶景露天風呂」が魅力の「花景の湯」
約4万㎡という広々とした敷地を持つ「HANA・BIYORI」。敷地内には四季を問わず美しく咲き誇る約300鉢を超えるフラワーシャンデリア(吊り花)を展示する「HANA・BIYORI館」を中心に彩りの小路、聖なる森があります。
今回オープンする「花景の湯」は2階建ての日帰り温泉施設で、標高約100mの高さから見渡す都心のビル群はまさに絶景。男性露天風呂はインフィニティのような演出になっており、唯一無二の絶景を楽しむことができます。
昼・夕暮れ時・夜景と表情を変える都心部の景色、美しい緑のパノラマはもちろん、調布市主催の花火大会の時は、この絶景露天風呂から花火が見えるそうですよ。
取材当日は生憎の天気でしたが、開放感たっぷり。深度1,750mから湧き出す天然温泉は”美肌の湯”として知られる弱アルカリ性の炭酸水素温泉となっています。
絶景露天風呂エリアには「眺望温泉あつ湯」「眺望温泉ぬる湯」「替わり湯」があり、休憩できるスペースも。湯あたり・湯冷めせずにゆっくり過ごせるのが嬉しいですね。
ゆるりとくつろげる開放感たっぷりの大浴場(内風呂)
「花景の湯」の内風呂は高濃度炭酸泉、シルク風呂(電気風呂併設)、ジェットバス・リラクゼーションバスの3種類。温度が熱め、ぬるめと選べるのでのぼせやすい人でもゆっくり楽しむことができます。
内風呂内には男女とも熱風サウナを併設。毎時00分、20分、40分にオートロウリュが行われ、室内に風が吹くようになっています。
女性側には水風呂が、男性側には冷水風呂や外気浴エリア「ととのいテラス」も併設されていました。
サウナ好きの男性にはかなり魅力的な施設となっております。
使いやすい洗い場、清潔感のあるロッカールーム
大きめのシャワーヘッド(Refa)がついた洗い場は、一人ひとりが快適に利用できるよう衝立で仕切られています。女性の洗い場にはメイク落としや洗顔フォームも置かれていました。
ロッカールームはとても広々としており、向かい合うロッカーの間には椅子も。ゆっくり座って身支度できますね。
パウダールームは大きな鏡が設えてあり、ドライヤーや基礎化粧品も設置されていました。仕事帰りに手ぶらでふらりと訪れることもできますね。
「花景の湯」への入口には館内着や入浴用のタオルセットなどを揃えたスペースがあります。受付を済ませた後、こちらでタオルセットを借りて、ボディタオル、ヘアブラシ、ヘアゴムなどのアメニティも必要に応じて持っていくことができます。
館内着はそのまま室外(専用庭や屋上デッキ)に出てもおしゃれに過ごせるデザイン。園内に咲く季節の花(桜・ラベンダー・キンモクセイ・クリスマスローズなど)をモチーフに8種類あり、コーディネートを楽しむこともできるのは嬉しいですね。
エステやボディケアなどリラクゼーション施設もあり
お風呂に入ってくつろいだ後は整体やトリートメントを楽しみたいですよね。株式会社ヘルシヤによるエステサロン「さくらり」、アカスリ「さらり」、ボディケア「ゆるりと」が出店。
エステサロン「さくらり」では園内でも咲き誇る「さくら」の清新な印象をもとに「Flowers, Nature, Original and Japan」をテーマにしたメニューを提供。季節にちなんだ草花のオリジナルオイルを使った施術で美肌に整えてくれます。
館内のあちこちに自然を身近に感じられる休憩処あり
「花景の湯」では「HANA・BIYORI」敷地内にたくさん植えられている植物を身近に感じられる休憩処を随所に設けています。
都心に近い場所にいることを忘れて自然豊かなところへ旅をしている気分も楽しめますね。
「岩盤浴」「サウナ」施設も充実!しっかり”ととのいたい”人におすすめ
「花景の湯」の1階には有料岩盤浴エリア「火窯房(ひがまぼう)」があります。専用の岩盤浴着を着用することで男女一緒に利用可能。
「火窯房」内には火窯の岩盤浴「火窯の間」、ミスト岩盤浴「花霞の間」、サウナ「白樺の間」、個室サウナ5室、クールルーム「涼みの間」、専用休憩ラウンジ、外気浴エリア「石庭」、展望デッキ「見晴処」があります。
「花景の湯」への入館料プラス800円(土日祝900円)支払うことで、「火窯房」内にある施設を利用可能となっています(岩盤浴着、大判タオル使用料込)。
火窯の岩盤浴「火窯の間」
大きな開口部からは緑の庭園が広がる眺望も魅力的な「火窯(ひがま)の間」。都心に近いことも忘れてくつろげそうですね。
ミスト岩盤浴「花霞の間」
少し暗めの照明でリラックスできるミスト岩盤浴「花霞の間」。まるで雲海のようなミスト(毎時30分)に包まれて、心身をデトックスできます。
サウナ「白樺の間」
木の香りがいっぱいのサウナ「白樺の間」。ドライサウナが好みの方はこちらがおすすめです。
個室サウナ5室
「火窯の間」内には個室サウナも5室あります。それぞれ「椿」「さくら(有料)」などお花の名前が付けられていました。
1人(もしくはグループ)でゆっくり汗を流したい人は嬉しい。利用する場合は予約ボードに記入し、順番が近づいたら待機用椅子で待ちます。
1組単位での利用で、最長15分間利用可能。ロウリュの水かけはドリンクコーナーで購入した水、もしくはアロマ水のみ利用可能です。
クールルーム「涼みの間」
たっぷりと汗を流した後はこちらでクールダウン。水分補給しながら無理をせずに楽しみましょう。
専用休憩ラウンジ、外気浴エリア「石庭」、展望デッキ「見晴処」
「火窯房」内にはゆっくりと過ごせる専用休憩ラウンジも。
園内の緑を眺めながらゆったりと過ごせる外気浴エリア「石庭」や、見晴らしのよい展望デッキ「見晴処」も併設されています。読書や音楽を聴くなど、日頃のストレスをすっきりと洗い流してくつろげそうですね。
「HANA・BIYORI」のみの入園者も利用可能、レストラン「美食ノ極(びしょくのきわみ)」
洗練された伝統の日本食を世界に伝えることをミッションとする「銀座おのでら」と同じONODERA GROUPである株式会社LEOC(レオック)が温浴施設にレストランを初出店。「美食ノ極」では「銀座おのでら」監修のメニューも楽しむことができます。
ONODERA GROUPは2024年に豊洲市場の初競りで大間産クロマグロ(238㎏)を1億1,424万円で落札したことで注目を集めました。一番マグロの落札は4年連続5回目となるそうです。
「美食ノ極」では非日常を感じられる極上の食事を、四季にあわせて提供。店内で実施する本マグロ解体ショー(不定期)では、職人が握った本格寿司も味わえるそうです。
今回の内覧会では実際にマグロの解体ショーを実演してくださったので、おすすめメニューと合わせてそちらもご紹介しましょう。
おすすめメニュー(1)「銀座おのでら監修 まぐろ御膳」
豊洲仲卸「やま幸」のマグロを贅沢に使用した「銀座おのでら監修 まぐろ御膳」。お蕎麦や天ぷら盛り合わせ、小鉢などがセットになっています。
お寿司のシャリには熟成された赤酢を使用。ざるそばは北海道産石臼挽粉の十割そばを使用しています。
デザートには牛乳で作ったなめらかな舌触りの「嶺岡豆腐」に、甘味処「鎌倉くるみ」こだわりの小豆を合わせ、金粉をトッピングした目にも贅沢な一品です。
おすすめメニュー(2)「HANA・BIYORI 御膳」
「HANA・BIYORI」のような花と緑をイメージした御膳。お刺身や天ぷら、焼物、煮物など「美食ノ極」が腕によりをかけた一品を少しずつ、数多く楽しめる贅沢なメニューとなっています。
おすすめメニュー(3)「銀座おのでら監修 季節のかき揚げ丼(春)」
東京と上海で食通たちを唸らせてきた「天ぷら 銀座おのでら」監修による、春限定のかき揚げ丼です。旬の野菜と魚介類を使用。
タレは特製かつおだしと貝のエキスを本醸造醤油と煮詰めて仕上げた本格派です。試食させていただきましたが、油っこさは一切なく、サクサクの衣とタレのバランスも最高でした。
この他、「廻転鮨 銀座おのでら本店」で好評提供中の「おのでら 濃厚えび味噌ラーメン」もおすすめ。味噌に海老粉末を練り込み、野菜のうま味と甘味を加えた濃厚ラーメンスープに、三種の小麦をブレンドした熟成麺など、海老のうま味を存分に味わえる珠玉の一杯となっています。
また、痺れるような辛さとうま味が病みつきとなる「ファイヤー担々麺」など、麺類系のメニューも充実しています。
内覧会で披露された大間のマグロ解体ショー
店内で不定期で開催される予定のマグロ解体ショー。今回はメディア向けに大間産まぐろ95㎏を使用して解体ショーを実演してくださいました。
まずは大きな頭を切り落とすところからスタート。
大きなマグロを手際よくさばいていくのは、ONODERA GROUPが初競りでお世話になっている豊洲仲卸「やま幸」スタッフの方々です。
まるで日本刀のように長い包丁を器用に操り、手際よくマグロをさばいていきます。
切り分けられたマグロを掲げ持つ「美食ノ極」料理長。
この後、マグロの握り(赤身・中トロ)も試食させていただきました。引き締まった身と上質な脂が口の中でとろけるようなおいしさ。とても贅沢な味わいでした。
レストランは花景の湯館内にありますが、「HANA・BIYORI」のみの入園の方でも自由に利用できるそうです。ランチはもちろん、お酒やソフトドリンク、一品料理も充実しているのでおつまみとお酒で晩酌もOK。
町内会旅行、日帰りの社員旅行、趣味やサークルの旅行で立ち寄ってもいいですし、学童保育の遠足にもぴったりですね。
*「花景の湯」は未就学児の入館はできませんのでご注意ください。
団体・グループ旅行におすすめのポイント
「HANA・BIYORI」は遊園地「よみうりランド」に隣接しています。行き先を「HANA・BIYORI」に設定しておけば、現地ではおのおの自由行動が可能。
「社員旅行に行きたくない」「団体行動は嫌」という世代でも、自由度が高いプランで「宿泊なし」にできるため、魅力的な行き先なのではないでしょうか。
若い世代や家族連れの職場旅行なら、遊園地で自由に遊んだ後、「HANA・BIYORI」の「花景の湯」へ。若い世代から年配者まで幅広い年齢層の職場なら遊園地ではなく「HANA・BIYORI」でゆっくり過ごすこともできますね。
幼稚園や小学校の卒園・卒業旅行、子ども会旅行にもぴったり。写真や絵画などのサークル活動の行き先にもおすすめです。
昼間は自由行動で夕方からは「花景の湯」で汗を流して、皆でおいしいお食事でくつろぐなど、日帰り旅行を計画してみましょう。
「よみうりランド」には団体向けのプランもあるので、貸切バスを使った送迎と合わせて相談してみてはいかがでしょうか。
*「花景の湯」は団体向けプランはありません。
Information
「HANA・BIYORI」内「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」
営業時間:2024年3月6日(水)より 10時~21時
入館料:中学生以上 平日2,300円・土日祝2,800円、小学生 平日1,300円・土日祝1,500円
※消費税、入湯税、館内着タオルレンタル料を含む
※HANA・BIYORIのみの入園は2024年3月6日(水)から中学生以上800円、小学生500円、未就学児無料
※「よみランCLUB」会員に登録するとお得な公式オンライン価格で入館できます。
住所:東京都稲城市矢野口4015-1 HANA・BIYORI (よみうりランド遊園地隣接)
問合せ先:044-966-8717(HANA・BIYORI)、044-966-2617(花景の湯)
大型バス・マイクロバス駐車場:1日1台3,000円
★「HANA・BIYORI」の団体利用の場合は事前に予約が必要です。
「花景の湯」は団体での利用はできません。
よみうりランド
営業時間:季節や日により異なるので、営業カレンダーを参照のこと
入園料:ワンデーパス 18歳以上5,800円、中高生4,600円、小学生・65歳以上4,000円、3歳以上~小学生未満2,400円
※20名以上で団体割引あり
※この他、「HANA BIYORI」との連絡チケットやお得なチケットも発売中
住所:東京都稲城市矢野口4015-1
問合せ先:044-966-1123
バス駐車場:3,000円(要予約044-966-1123)
■取材協力
株式会社よみうりランド
団体・グループ旅行なら「団体旅行ナビ」にお任せください
社員旅行や大人数の家族旅行、趣味のサークル旅行、町内会・子ども会旅行など、いろいろなグループの顔触れにぴったりなオリジナル旅行をプロが提案します。
行き先が決まってなくても大丈夫!旅行会社イチオシの行き先を提案してくれますよ。
プラン・お見積りはWebから24時間まとめてお取り寄せOK!どうぞお気軽にご利用ください。
「団体旅行ナビ」無料一括見積りの流れ
-
- Webからは24時間受付、空いている時間に依頼OK!
-
- 各旅行会社からプラン・見積りが届きます。
-
- 気に入ったプランを提案してくれた旅行会社と契約!