箱根社員旅行でお座敷遊び体験プランn

編集部からのミッションで『日帰りでも楽しめる箱根社員旅行プラン』を考えてみた、 還暦過ぎのおぢさんライターR 。 【前編】では「箱根旧街道」を実際に歩いた体験談と感想をレポートしました。

【後編】では湯本見番で芸妓さんと楽しいお座敷遊び体験と日帰り温泉「箱根湯寮」をレポートします。

箱根社員旅行日帰り歴史探訪&芸妓体験プランモデルコース

箱根湯本駅10時頃出発==箱根旧街道ウォーキング(甘酒茶屋で休憩)==元箱根周辺でランチ==芦ノ湖遊覧・箱根関所見学など==箱根湯本「芸妓見番」で16時からお座敷遊び体験==「箱根湯寮」で日帰り入浴==新宿駅

目次

“お座敷遊び”体験アクティビティの前にお蕎麦で腹ごしらえ

旧街道の散策に続いて編集部からの「指令その2」は、『社員旅行のおすすめアクティビティとして、湯本見番で芸妓体験をチェック!』です。

箱根湯本見番

女性が多い職場だと、芸妓さんを呼んで大宴会というのがちょっと厳しいという声も聞きます。でも「お座敷遊びってどんな感じか知りたい」と興味がある女性も多いのでは?

若い世代だと、男性でも芸妓さんとお座敷遊びをしたことがないという場合も多いでしょう。そんな時、こういった体験プログラムは魅力的です。

芸妓さんと聞いちゃ行かねばなるまい、ってなことで芦ノ湖畔から再び路線バスに乗って箱根湯本に帰ってきました。

しかし、見番取材のその前に腹ごしらえです。久々の街道ウォーキングでおなかもいい具合にすいてきました。

「山そば」で腹ごしらえ

立ち寄ったお店は「山そば」という湯本の駅から歩いて3分ほどのところにある手打ち蕎麦屋さん。なんでも地元産の自然薯とろろそばが有名ということで、さっそく注文。

自然薯そばが名物

自然薯とろろは普通のとろろとは比べ物にならないほど、腰のある粘りが特徴です。

箱根の名水で売った手打ちそばは香りも歯ごたえもなかなかのもの。自然薯とろろと相性ピッタリの一品でした。

箱根の「湯本見番」で芸妓さんと顔合わせ

”Meet Geisya"お座敷遊び体験アクティビティ
”Meet Geisya”お座敷遊び体験アクティビティ

腹ごしらえがすんだらお待ちかねの湯本見番で芸妓体験“Meet Geisya”に出発です。蕎麦屋さんから歩いて約1~2分で到着しました。

見番とは、芸者(芸妓)さんの所属する「置屋」が集まる事務所のようなものです。ここで芸妓さんたちが踊りや歌の稽古をしたり、イベントの時に唄や踊りを披露します。

芸妓さんの置屋が集まる事務所

湯本見番は湯本の表通りから一本裏通りに入り5分ほど歩いた街中にあります。見番には30の置屋が加盟しており、150人ほどの芸妓さんが在籍しているとのことです。

ちなみに、町屋風のしゃれたたたずまいを見せる湯本見番は、大改造劇的ビフォーアフターの「匠」によって2011年にリフォームされたそうですよ。

リフォームされたばかりの湯本見番

体験プログラム“Meet Geisya”は11時と16時からの各回1時間で1日2回公演2019年12月までは特別料金として1人1,500円で体験できます。

いよいよ芸妓体験の始まりです。この日のお客さんはアメリカからやってきた40代~50代ぐらいのグループ10人と日本人の観光客合わせて15人。幕が静かに上がり、二人の芸妓さんが登場すると盛大な拍手で開幕です。

芸妓さんの艶やかな踊りにアメリカ人も大喜び

まずは日本舞踊を披露
日本舞踊を披露

最初に披露してくれたのは日本舞踊。踊りの演目は公演ごとに変えるそうです。

外人さんは本物の芸妓さんの踊りにくぎ付け状態です。着物姿で踊る日本舞踊。なんとも艶やかでいいもんですね。暫しおぢさんも外人さんと一緒に見とれてしまいました。

艶やかな踊りに視線が釘付け

踊りの後は、お持ちかねの「お座敷遊び」のコーナー。最初のお遊びは定番の「こんぴら」です。“金毘羅船船追い手に帆掛けてシュラシュシュシュー”の唄に合わせて、向かい合った二人が“はかま (ビールや徳利の下に敷く器のようなもの) ”をタッチするゲームです。

お座敷遊び「こんぴらふねふね」

中央に置いたはかまを相手がつかんだ時にはグーを出し、取らないときにはパーを出します。単純な歌遊びなのですが、だんだん歌が早くなってくると、これが難しい!

お座敷遊び「こんぴら」で芸妓さんと接近遭遇!

アメリカ人観光客が挑戦

最初に芸妓さんたちがお手本を見せてくれた後、まずは外人さんが舞台にあがり「こんぴら」ゲームスタート。お手付きをするたびに外人さんは「オーマイガ!」と本気でくやしがっています。

ゲームの要領が分かれば、言葉が通じなくても笑顔で楽しむことができるんですね

外人さんたちが一通りゲームに参加した後は、ここは日本男児を代表して小生がいかねばなるまい。手に唾をつけ、腕まくりをして舞台にあがり、さあ勝負!

コンピピラ船船追い手に帆掛けてシュラシュシュシュー。四国は讃州那珂の郡象頭山金毘羅大権現。一度回れば・・・次第に歌が早くなって・・・はいお手付き!

お座敷遊びに挑戦

芸妓さんを間近にし、柄にもなく緊張。手もなく負けてしまった次第であります。

この日はもう一つのお座敷遊び尻相撲も体験しました。「もしもし亀よ亀さんよ」の歌に合わせて、お尻を突き出したり、引っ込めたりして、相手を座布団から落とすゲーム。

尻相撲

旅館で宴席に芸妓さんを呼ぶのはちょっと敷居が高いなあ、と思っている幹事さん。湯本見番のアクティビティ“Meet Geisya”なら芸妓さんの踊りやお座敷遊びを、どなたでも手軽に体験できますよ。

芸妓さんと記念撮影もOK

ちなみに若手の箱根芸妓さんの愛称は「きらり妓(こ)」だそうです。

最後に色っぽいベテランの「きらり妓」さんに囲まれて記念撮影までできちゃう “Meet Geisya” 。おすすめのアクティビティです。

<Information>

箱根湯本見番
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本694
電話: 0460-85-5338
※お座敷に芸妓さんを呼びたい場合は、宿泊先の旅館や旅行会社を通じて手配してもらいましょう。

お座敷遊び体験“Meet Geisya”
※予約はホームページからできます。

「箱根湯寮」で美肌の湯をたっぷり堪能

日帰り入浴専門の「箱根湯寮」
日帰り温泉施設・箱根湯寮

旧街道で往時の旅人気分を満喫し、湯本見番で芸妓さんとお座敷遊びを楽しんだら、あとはやっぱり温泉でしょう。というわけで、編集部からの「指令その3」が『手軽に日帰り温泉が楽しめる箱根湯寮を調査してきて』です。

「箱根湯寮」は箱根湯本駅から車で5分ほどのところにある日帰り温泉施設です。 駅からは無料の送迎バスがあります。

大浴場や露天風呂の他になんと19室もの貸切個室露天風呂を備えています。海外からのお客様が多い箱根ならではということで、大人気だそうですよ。

コンセプトは古民家風の里山温泉 

箱根湯寮・女性大浴場
箱根湯寮・女性大浴場

古民家風の里山温泉がコンセプトというだけあって、玄関までのアプローチから建物まで風趣に富んだつくりです。

玄関を入ると帳場があり、ここで料金を支払います。利用料金は1,500円(大人)で、都内のスーパー銭湯に比べてなかなかリーズナブル。大浴場の湯楽庵、サウナ、休息所の利用料金が含まれています。

受付をすませて大浴場に向かおうとすると、和趣に富んだ中庭が広がります。廊下にも古民家の風情が漂い、なんだか田舎の家に帰ってきたようにも思えてきます。

内湯、露天風呂、壺風呂、サウナなど趣向を凝らしたお風呂がずらり

箱根湯寮・女性の見晴らし風呂
女性の見晴らし風呂

大浴場に内湯はもちろん、見晴し湯、露天風呂、壺風呂、サウナなど趣向を凝らしたお風呂がいろいろあります。

特に露天風呂のエリアはとても広く、信楽焼の壺風呂に入りながら、箱根の山々の空気と緑を存分に楽しめること請け合いです。

信楽焼の壺風呂
信楽焼の壺風呂

箱根湯寮の温泉はすべて自家源泉からのものでアルカリ性の単純泉です。神経痛や関節痛に効果があるほか、美肌の湯としても人気があるということです。

今回は夕方暗くなってからの取材だったため、景色を楽しむことはできませんでした。でも日中であれば、お湯に浸かりながら、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と四季折々の風情をたっぷりと味わうことができます。

「お湯のおもてなし」と「食のおもてなし」、格別な時間を楽しめました

お風呂から上がったら、ちょいと一休みです。

自販機に懐かしいものをみつけました。瓶入りフルーツ牛乳です。学生だった頃、銭湯に通ったことを思い出してしまいました。

箱根湯寮には、畳敷きの部屋で座椅子に座って休むことができる「休息房」や一人で篭って横になれるリクライニングチェアー付きの「うたたね房」など至れり尽くせりの設備がそろっています。いずれも使用料は無料です。

お風呂だけではなく、食事も楽しむことができるのがうれしいですね。食事処「囲炉裏茶寮 八里」へ向かいます。

「囲炉裏茶寮 八里」湯上りセット
「囲炉裏茶寮 八里」湯上りセット

さっそく暖簾をくぐり、「湯上りセット」を注文しました。生ビールに小鉢が二品で1,000円。ちょいとノドを潤すにはもってこいです。

コース料理や季節のおすすめ料理をはじめ、天ぷらそばや小あじの南蛮漬けなど一品料理もそろっていますので、しっかり食事をとりたい方にはこちらをどうぞ。

箱根湯寮のうたい文句が「お湯のおもてなし」と「食のおもてなし」。そのことば通り、ゆっくりとお風呂に入って、湯上りをのんびり過ごして、囲炉裏茶寮で生ビールを飲んで、格別の時間を過ごすことができました。ああ極楽、極楽。

<Information>

箱根湯寮
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤4
電話:0460-85-8411
営業時間:平日10時~21時(最終受付20時)、年中無休
※土日祝日は22時まで
※営業時間は各施設、店舗によって異なります。詳しくは公式ホームページを確認してください。
アクセス:箱根湯本駅から無料送迎バスで約3分(10分~15分間隔で運行)

日帰りで楽しめる箱根歴史探訪&芸妓体験プラン【後編】まとめ

箱根社員旅行プラン後編まとめ

日帰り社員旅行でおすすめ「箱根で歴史探訪&芸妓体験プラン」、なかなか面白いモデルコースではないかと思います。

箱根登山鉄道はまだ復旧のめどはたっていません(2019年11月現在)が、箱根の魅力は健在です。今回訪れてみて、海外のお客様(アジア、欧米を含めて)から人気があるのを実感しました。

お土産に買った箱根ラスク
お土産に買った箱根ラスク

もし、箱根社員旅行で現地は自由行動となったら、路線バスに乗って箱根の歴史と芸妓体験と温泉の日帰り旅をぜひお試しあれ

もちろん、貸切バスをチャーターして1泊2日の箱根社員旅行のモデルコースとしてもおすすめです。旅行会社にどんどんリクエストして、オリジナルの箱根旅行を楽しんでくださいね。

※「台風19号」の影響により、箱根登山鉄道は2019年11月現在、「箱根湯本-強羅」間の運行を見合わせています。同区間は箱根登山バスで振替輸送中。詳しくは箱根登山鉄道の公式HPでご確認ください。

箱根社員旅行日帰り歴史探訪&芸妓体験プランモデルコース

箱根湯本駅10時頃出発==箱根旧街道ウォーキング(甘酒茶屋で休憩)==元箱根周辺でランチ==芦ノ湖遊覧・箱根関所見学など==箱根湯本「芸妓見番」で16時からお座敷遊び体験==「箱根湯寮」で日帰り入浴==新宿駅

<費用概算>
・箱根湯本駅から路線バス利用の場合 1人12,500円前後
・新宿駅から貸切バス利用日帰りの場合 1人あたり10,000~11,000円

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